不易流行 〜インドのファッション&ビューティ〜

FASHION & BEAUTY in INDIA/インドの多様性を映す民族衣装サリー情報をはじめ、昨今のファッションやジュエリー、コスメティクスのトレンドをご紹介。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    🇮🇳昨日は、夫婦揃ってカルナータカ州の州知事公邸、RAJ BHAVANへと赴いた。

    1947年に、インドがパキスタンと分離独立し、今年で75周年になる。それを記念しての、YPO主催による会合に参加したのだ。

    ドレスコードは、白い伝統衣装。わたしは白いサリーを持ってはいるのだが、どれも10年以上前に購入したもので、ブラウスが軒並み窮屈。

    このごろは、伸縮性のある既成のブラウスなどと合わせて着ていたが、どうやら白で統一した方がよさそうなので、前夜、オリジナルのブラウスのマチをほどいて広げ、アイロンをかけるという作業をする。

    インドのサリーブラウス。昔ながらのローカルのテイラーでは、後に太った際を想定して、大きめにマチを取り、約5ミリおきに縫い目を入れてくれている。窮屈になったら、糸を解いてアイロンをかければOKというわけだ。

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    この写真がそれだ。わたしは太ることを避けたかったがゆえ、その後のサリーのブラウスは、仕事が丁寧なテイラーに頼み、更にはマチに予備の縫い目を入れてくれるなと頼んでいた。
    失敗した。

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    ちなみにこの白いサリーは、2006年に母がバンガロールに来た際、マイソールを旅したときに購入したマイソール・シルク。装飾が少なめの、しかし金糸が美しい。ラジャ・ラヴィ・ヴァルマが描くところの、サラスワティ(弁財天のオリジン)が着用しているサリーに似ている。

    さて、公邸内を見学した後、バンガロールの経済を牽引する実業家メンバーの中から、数名がMy dream for Indiaというテーマでスピーチ。その後、州知事によるスピーチが行われた。
    実は近々公開の『教えて! みほ先輩!』の動画で、「バンガロールでは、ヒンディー語が必要な場面は極めて少ない」と言った矢先なのだが……州知事はヒンディー語でスピーチを始めた。しかも延々と30分以上!

    なぜヒンディー語? 無論、わたし以外のメンバーの大半は、ごく一部の海外育ちのインド人を除き、ヒンディー語を理解する。ゆえにヒンディー語でも全く問題ないのだが、しかしここはカルナータカ州。

    こういう場では、たいてい英語が話されるはずなのに……と思っていたら、州知事の出身は北インド出身で、カンナダ語は話せないらしい。

    途中で幾度となく睡魔に襲われるが、中盤、何度もJAPANとおっしゃる。話の内容が興味深すぎるが、まったく、何一つ、わからない。

    その後、緑麗しい広大な庭園で、ハイティーを楽しんだのだが、そのときに、友人たちがわたしの近くに来ては、異口同音に「州知事はたいへんな日本贔屓だ」との詳細を語ってくれる。

    ちょうど日本のバブル経済がピークの時期、州知事は日本企業と仕事をしていたらしく、日本が終戦以降、目を見張る経済成長で先進国の仲間入りをした、しかも英語ではなく「日本語」を武器にして……的な話をもされていたらしい。

    若いころに、日本と関わりのあったインド人の多くは、親日感情が強い人が多い。現在の日本が抱える社会問題や、過去30年の停滞などについてを知る人は少なく、日本は今でも優れた先進国だとの敬意を表してくれる。好意的に思われるのはうれしい反面、複雑な気持ちになる。

    ハイティーを終え、国旗が降ろされるのを眺めたあと、州知事に「わたしは日本人です」と英語で挨拶をしに行った。

    ちなみにRAJ BHAVANを訪れるのは、実は三度目だ。インド移住まもない2007年、日本人コミュニティのイヴェントやジャパン・ハッバが開催されたのだ。スマートフォンの携行さえ許されない厳重なセキュリティの現在は考えられない、出入り自由な場所だった。

    インドのホテルやモール、さまざまな場所におけるセキュリティが厳しくなった契機は、2008年11月26日のムンバイ同時多発テロ以降のことだ。

    諸々、歴史を振り返りつつ、昨日もまた、有意義な日であった。

    【過去の記録から】

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    ◉マイソール週末旅行(4) そしてパレス見学。(2006年3月)
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/blog/2006/03/4_6d16.html

    ◉盛大に日印祭り。母、インドTVデビューならず。(2007年8月)
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/blog/2007/08/tv_21cf.html

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    WORLD SOIL DAY/ Dig, Delve & Discover. A fistful of soil. @ARAKU COFFEE

    昨日は国連が制定、2015年より開始された「世界土壌デー」、すなわち「土の日」だった。その日に因んで、現在、ARAKU COFFEE で開催されている「コーヒーと綿」のコラボレーション企画に「土」をテーマに加えての勉強会とランチが催されたのだった。

    アラク・コーヒーの創始者であるマノージの社会貢献型ビジネスや、インドのフィランソロピーの趨勢については、先日も記した。また、土や農業に関しても、『深海ライブラリ』のブログにあれこれ記事を掲載している。下部に関連情報のリンクをはっておくので、目を通していただければと思う。

    さて、今回の「土や堆肥を巡る物語」はまた、極めて印象深い内容で、とても勉強になった。仔細にわたってレポートを記したいところだが、諸々立て込んでいるので、写真のキャプションだけでも残しておきたい。

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    ①「手紡ぎ/手織り」によるコットン製品ブランドとのコラボレーションに因んで、先日、アンバラで購入したアッサム地方の伝統的な「手織り/手刺繍」のファッションで出かけた。左上は、お土産にもらった「堆肥」。コーヒーと間違えないようにしないと😅

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    ②テーブルの上。土や野菜のプレゼンテーションが瑞々しくも美しい。🍅

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    ③④「ラーガ(RAAGA)」と称された展示会。バンガロール拠点のYALIというコットン製品ブランドとARAKU COFFEEのコラボレーションによる企画だ。ちなみに「ラーガ」とは、インドのヒンドゥー教由来の伝統音楽における「旋律を構築するための規則」を意味する言葉で、サンスクリット語の「色」「情熱」に由来しているという。

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    ⑤食べられる素材で作られたコーヒーと綿の旅を表すプレゼンテーション。右上は、コーヒーと綿の種子。中央右は綿の種にはじまり、開花し、綿花をつけるまでの変遷。左はコーヒー豆の変遷……という具合に。赤く色づいた果実の中に、コーヒー豆が入っている様子など。

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    ⑥ランチの前に、土に関する勉強。アラク・ヴァレーでは、コーヒーだけでなく、環境によいプロセスを経ての堆肥造りも行っている。良質の大量の堆肥を、農家へ無償で提供し、栄養に富んだ豊かな土から、コーヒーを育む。マノージはオーガニック野菜のブランドも経営しており、ARAKU COFFEEで出される農作物はそこで作られたものを使っている。滋味あふれる元気な野菜だ。

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    ⑦⑧大地の力がぎゅっと詰め込まれたようなランチメニュー。野菜はもちろんのこと、鶏肉やエビも、非常においしかった。自分では作れないような、独創的かつ健康的な、おいしい料理が楽しめるからこそ、ついついこの店の利用頻度が増えてしまう。

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    ⑨色合いも、肌触りも優しい、纏いたくなるサリーや布……。買いたくなるが、いやいや、ここ数カ月、サリーを購入しすぎたので、今回は我慢。

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    ⑩サリーがとても似合う来訪者の一人、我が夫の親しい友人、ラヴァニャ。インドのサリーブランド大手「Nalli Silk」創業一族で副社長でもある彼女。昨今のインドにおけるサリーのトレンドについて、言葉を交わす。彼女のことは、夫からよく話を聞いていたが、わたしは今回初めてお会いした。サリー&テキスタイルのビジネスについて、近い将来、取材させてほしいと思う。

    🌏「貧困の根絶」を使命に社会貢献型ビジネスを具現化。ARAKU COFFEEの足跡と背景
    『深海ライブラリ』ブログ
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/library/2021/11/araku-1.html

    🌏土に触れて、宇宙を思う。食、健康、美容、エコ、ゴミ、有機、農業、衛星……。
    『深海ライブラリ』ブログ
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/library/2021/06/earth.html

    🇺🇳「世界土壌デー(12月5日)」および「国際土壌年」開始に寄せる 事務総長メッセージ
    ➡︎ https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/11105/

    🌱YALI
    ➡︎ https://yali.store/

    🌱ARAKU COFFEE
    ➡︎ https://www.arakucoffee.in/

    🥻NALLI
    ➡︎ https://www.nalli.com/

    📰A sensory experience of coffee and cotton
    ➡︎ https://lifestyle.livemint.com/how-to-lounge/art-culture/a-sensory-experience-of-coffee-and-cotton-111638684854504.html

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    Really, comfortable! 
    A collaboration of stretchy jersey cotton and traditional ikat textile. I love these as well as the collaboration with the same brand, traditional Assamese handlooms, that I purchased the other day.

    またしても、不易流行ファッション。

    昔ながらのイカット(かすり)のテキスタイルと、木綿のジャージー素材のコラボで、極めて快適。

    肘のスリットがお気に入り。

    先日購入したアッサムの伝統柄もよかったけれど、こちらもいい感じ。

    先日同様、Ulsoor Lake 沿いのAmbaraで販売中です。

    #インドはステキなものであふれている 略して #インステ

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    ✋THE HANDMADE COLLECTIVE/ A Hundred Hands @Bangalore International Centre/ 24th to 28th November.

    (I asked them to take off their masks only when I took their pictures. Just in case.)

    約10カ月ぶりのA HUNDRED HANDSのバザール。インド各地の手工芸の職人たちが集い、自らの作品を販売する。今回は新居のための装飾品やアートを購入した。

    それでなくても、伝統工芸の職人たちは、厳しい生活環境に置かれている人が少なくない。そこにパンデミックが追い討ちをかけ、益々タフな状況に陥っている。

    伝統的な手工芸を守り、職人たちのライフを支援するために尽力する友人知人が、関わっているバザール。職人たちの話を聞きながら、直接、買い物ができるのは、我々消費者にとっても、とてもありがたい機会だ。

    伝統的なアッサムのサリーを羽織る彼女。自らデザインした7つの花のモチーフは、北東7州、通称「セブン・シスターズ」を表しているという。パンデミックの苦境を花に変えて織り上げた。

    混沌の会場で吟味した後、自宅に持ち帰る。家で開封し眺めれば、「やっぱりいいなあ」という良質のものが、数多ある。

    捉えた情景すべての、背後にある物語を、ひとつひとつ説明したいところだが、尽きぬ。取り敢えずは写真だけでもシェアしたい。

    すでに告知した通り、インディラナガールのバンガロール・インターナショナルセンターにて28日まで開催されている。

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    インドは祝祭続きにて、世間も自分も浮き足立つ日々が続いた。ディワリを終えてひと段落。せめて今週からクリスマス前までの1か月余りは、「褌の紐を締め直す」気分で過ごさねば。

    お祭り気分をひとまず締めくくった昨夜は、友人の新居で誕生日会を兼ねたパーティ。気心知れた、親しい友人たちばかりの集まりは、いつも以上にリラックス。

    ダンスタイムに、@Bollyqueのレッスンで習った “Chill Bro”をがっつり踊った。先日、STUDIO MUSEで動画を公開した、あの踊ったりバナナを食べたりしているダンスだ。

    インド友らのほとんどは、老若男女問わずダンスが好きで、何につけても踊りまくるが、フルに「振り付け」をマスターしての踊りを披露する人も珍しかろう。

    ティーンエージャーの子どもらに「アンティ! クール!」と言われて、いい気になるなど、完全にエンターテイナーと化した夜。今後さらに、人気の曲の振り付けを複数マスターしておきたいものである。

    子どもら、といえば!

    「誕生日のお祝いに、僕たち、花火を打ち上げてくるよ!」……と言って、外へ出た。最後の動画、彼らが打ち上げた花火である。カフェ・コーヒーデー本社の前庭で打ち上げた花火を、キングフィッシャータワーから眺めているアングル。

    「花火師か!?」

    と驚くなかれ、先日の『教えて! みほ先輩!』のディワリを伝える動画で紹介した、あの巨大なご家庭用打ち上げ花火。眞代さんが、「それ、ひとつですか?!」と驚愕したあの花火。あれより少し大きいものが存在しており、それを打ち上げたとのこと。

    なんでも、一度点火したら、30発だの60発だのが、連続して打ちあがるらしい。……知らなかった😅 そら、大気汚染も深刻化するだろうよ。

    バンガロールは、高原の風のおかげで、さほど空気の悪さを感じないが、デリーはじめ北部の都市では、この時期、健康に悪影響を与えるレベルの大気汚染だ。

    年に一度のお祭りだから、騒ぎたいという気持ちもわかるが、環境汚染を促進しているという側面も看過できない。世の中、一筋縄ではいかぬことばかりだ。

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    花火動画はこちら

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    昨年のオンライン・イヴェント『ミューズ・チャリティフェスト2020』を機に、ミューズ・クリエイションのメンバーだったヴァイオリニストの恵美子さんと結成したサリーズ。

    11曲目の今回は、W恵美子に加えてW美穂が登場。更には二人とも「究極の絣(かすり)」として知られるダブル・イカット(経緯絣/たてよこがすり)のパトラ織サリーを着用で、何かと厚みある作品になった。

    自分でハモっているだけあり、さすがに呼吸もぴったり。でもって、恵美子さんちのチャーリーも友情出演。編集作業が楽しかった。

    『サウンド・オブ・ミュージック』。偉大なる音楽の力に思いを馳せる。

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    1947年のインド・パキスタン分離独立以来、社会主義的政策をとってきたインドが経済の自由化を図り、市場を開放したのは1991年。そこからじわじわと「英国統治時代から継承された文化とは別ルートでの」欧米文化やライフスタイルが流入。

    2000年代に入ってからは、ITやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)をキーワードにインド市場が世界に注目され始め、わたしがインドに移住した2005年あたりから、インド経済は急成長をはじめた。

    わたしはインド移住当初から、異なるクライアントの、さまざまな分野においての市場調査に関わってきた。その中で学んだことは、ただただ、インドの多様性と広さと深さ。知れば知るほど、知らないことが多すぎて、ため息をついたり、途方に暮れたりすることの繰り返し。

    ここ数年、調査の仕事は激減したが、それでもトレンドを見る目は以前と同様、開いているつもりだ。

    この国を「遊ぶ」のであれば、自由に気ままでノープロブレムだが、誰かに何かを発信する、あるいはビジネスをするとなると、話は別。「今、自分が見えている現象」だけで、物事の優劣あるいは必要性を判断することができない。数千年の大いなる歴史を抱えながら、日本や他の先進国とは異なる形で、独自の変遷、変貌を遂げている側面が多々あるからだ。

    必ずしも利便性を尊ばない。人員削減は歓迎されないなど、例を挙げれば枚挙にいとまがない。ゆえに、せめて自分が攻めたい分野に関しての歴史や文化的背景、そして現在にいたる「変遷」を知っておくに越したことはない。

    自分としては、結構、高感度なアンテナを張って、この16年間をインドで生きてきたと思う。しかし、どんなに久しくこの国に住んでなお、この国を語るときには、注意深く、謙虚であらねばと心している。「インドは**だ」と語ることは、「欧州は**だ」と語るよりも何倍も、異質の要素をひとまとめにしているということを、肝に命じつつ。

    特に昨今の、インドの若者たちのパワーはすさまじく、離れて傍観せねば目が回りそうなときもある。今のインドとは、そういう状況なのだということだけでも、折に触れて、発信しておきたく。

    ネット上の情報、ましてや日本語で読めるものだけでインド情報を収集しても、むしろ誤解や齟齬が生まれるということも、注意すべき点だろう。

    前置きが長くなったが、たとえばファッションなどのライフスタイルひとつをとっても同じこと。言葉では伝えられないので、今日はわたしが定期購読している雑誌から”VOGUE INDIA”を紹介する。インドの女性誌の代名詞といえば、1959年創刊の”FEMINA”だった。

    そんなインドにあって、2006年に創刊した”MARIE CLARE INDIA”や、翌2007年に創刊の”VOGUE INDIA”は、ファッション業界においても大きなターニングポイントだった。インドのCONDE NASTが発行する雑誌(女性誌/男性誌/旅行誌/建築&インテリア誌)を定期購読してパラパラ眺めるだけでも、たいへんな刺激になるし、情報収集の端緒となる。

    1ページ1ページが、実に密で、面白い。

    今時、印刷媒体は前時代的だと思われるかもしれないが、ともあれ。あくまでもわたしの情報収集先の一つを、シェアする次第だ。ここで紹介している写真。ファッションに関心のある人ならば、食い入って眺めてくれることだろう。

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    The saree is the most well known traditional fashion for Indian women, but there are many other beautiful garments as well.

    このところ、サリーの写真ばかりを載せてきたが、着付けに手間取るサリー以外にも、着用しやすいインド服はあれこれある。

    1枚目の写真は昨夜、友人宅で開かれたパーティに着て行ったガウン。”Anarkali dress” とも呼ばれているようだが、普通はガウン、もしくはロングドレスと呼ぶ。2018年にバンガロールのインディラナガールにあるブティックで購入したもの。

    インドはテイラー文化が定着しているので、「サイズのお直し」は今でも一般的。自分にちょうどいいサイズがなくても、広げたり縮めたりしてもらえるのがいい。このドレスもわたしの縦横に合わせて調整してもらったので、ぴったりと着心地がいい。

    グレイから黒に至るグラデーションが上品なシルク素材に、金色の染料で蓮の花のハンドブロック・プリントが施されている。軽くて着心地がいい。踊りやすい。

    ちなみにこのドレス。身頃がフックで閉じられるのはウエストまで。その下はコートのように開いているので、薄手の黒いパジャマ(パンツ)が付いている。裾を翻して大股歩きをしようものなら、The Matrixのキアヌ・リーヴス状態だ。
    なお、ベルトはつい最近、オンラインで購入した。別の服に合わせるブラウンのベルトが欲しくて、あれこれ検索していたら、@ScarletSageですてきなベルトを発見。あいにくブラウンが売り切れていたので、黒と赤を購入した。

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    しっかりとした革製。長さもぎりぎり、わたしの厚みある胴に対応。ちなみにサリーにせよ、ロングドレスにせよ、「痩せ見え効果」が高いのがうれしいところ。もちろん、写真に映る時には「斜め30度」程度に立つことを意識している(←大事)。

    サリーのほかに、パーティや結婚式でよく着用されるのが “Lehenga/ Lehenga Choli” (レンガ/レヘンガ チョリ)と呼ばれるもの。ブラウス、ロングドレス、デュパタ(大判ストール)の3点セットで、きらびやか、かつ豪奢なものが多い。

    従来は、腹部を見せるデザインが主流だったが、最近はブラウス丈が長いものも増えている。サリーのブラウスも同様に、かつてはお腹を見せるのが当たり前だったが、このごろは長袖やお腹を覆うタイプの着方も増えていて、これは歓迎すべきトレンドだ。

    ブラウスの選択肢が増え、必ずしも色柄をサリーと一致させることなく、好みのデザインのブラウスを着るトレンドが浸透してきた。このことにより、従来に比べ、若い世代にとってもサリー着用のハードルが低くなったように思う。

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    Yesterday, I wore a saree again to a party. I bought this saree at my favorite boutique Cinnamon, over 10 years ago. It is made of lustrous soft silk with chrysanthemum-like flowers on it. Light and comfortable, it’s one of my favorite.

    🇯🇵ホリデーシーズン真っ只中のバンガロール。このごろは、朝な夕なに、季節外れの雨が降り続いている。一呼吸おかなければ、今が何月なのか、わからなくなる節目なき歳月。

    大雨降りしきる中、昨夜もまた社交の夜。ホストは「マルワリ」と呼ばれるラジャスターン地方が出自のコミュニティの一族。彼らの文化やライフスタイル、食生活については、過去のブログにも記しているので、ぜひご覧いただければと思う。

    ◉インドの商業コミュニティ「マルワリ」の人々の食生活
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/eat/2018/03/marwari.html

    ◉ラジャスターン旅 05@ジョードプル/聳える城塞とジップライン。宮殿ホテルとマハラジャの歴史。
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/2017/2017/12/jodhpur.html

    昨夜もまた、マルワリのヴェジタリアン料理を堪能した。ギター弾き語りのミュージシャンによる「ほどよい音量」の音楽も心地よく、新しい出会いの多いひととき。

    ドレスコードは「インディアン」だったので、迷わずサリーを選んだ。しかし、きらびやかに着飾るゲストの女性たちの大半は、サリー以外のインド風ドレス。

    わたしは、今年8月に誕生日を迎えたとき、これからはサリーを頻繁に着るのだと決めた。

    過去10年あまり、サリーを着る機会が激減していた理由は、パーティなどに着て行っても、周りに着ている人がおらず、外国人のわたしが張り切ってサリーを着ていることに、居心地の悪さを感じたからだ。

    これまで、インドの友人知人らに「サリーを着るのが上手ね」と言われるたびに、「外国人にしては上手に着られている」と、褒めてくれているものだと思っていた。

    しかし最近、気がついた。我が周囲のインド人女性らには、「自分でサリーを着付けられない」人が多いことに。

    パーティや宗教儀礼のときに着用する際は、義母やメイドに着付けてもらうという話も聞いた。この数カ月の間に、「今度、サリーの着方を教えて!」と、一体何人のインド人女性に言われたことか。昨夜もそうだった。

    「わかった、今度、講習会をします。着やすい、かつ踊りやすいサリーの生地についても教えます」

    などと返答。なんだか、いちいち、面白い。かくいうわたしは、浴衣は着れるも、着物は自分で着たことがない。

    インドの友人たちからは、日本料理の作り方、特にヴェジタリアンの巻き寿司の作り方など、料理指導のリクエストも多い。日本茶のイヴェント企画と併せて、ヴェジタリアンな日本食を考案してみようとも思う。

    さて、昨夜着用したのは、10年以上前、CINNAMONというブティックで購入したシルクのサリー。これは伝統的な手工芸というよりは、モダンなプリントだと思われる。ピンクから紫にかけてのグラデーション、菊の花のようなデザインが、日本の浴衣のようでもある。

    軽くて薄くて、最も着やすい一枚だ。このブラウスもパツンパツンになっていたので、やむなくAmazon.inで、ボリウッドダンスのエクササイズ用に購入していたTシャツ風ブラウスを着用。

    周囲は「なんて着やすそうなブラウス!」「ちょっと触っていい?」と興味津々。「Amazonで数百ルピーで売ってまっせ」と教えたら、みな知らなかったと驚かれる。

    そう。こういう既製品のブラウスが選択肢も豊かに出回り始めてから、まだ10年にもならない。インドはファッションの志向もまた変化著しくて楽しい。

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    今年は10月7日から始まった「ダセラ/ダシェラ」。インド二大叙情詩のひとつ『ラーマーヤナ』の主人公であるラーマ王子が、10の頭を持つ悪魔ラヴァナを退治したことを祝する祭りだ。

    ナヴラートリと呼ばれる女神を讃える「9日間に亘る祝祭」のあとの締めくくり、10日目にラーマ王子が鬼退治を成就するハイライトが「ダセラ/ダシェラ」である。

    サンスクリット語で「9つの夜」を意味するナヴラートリ。9日間に亘り、毎日異なる姿で現れる女神を祀る。それぞれの日に、異なる色が定められており、その色に因んだ衣類などを身につける女性たちもいる。

    ナヴラートリの祝い方は、インド各地で異なる。たとえば、東インドのベンガル地方では、ドゥルガー(複数の手を持つパワフルな戦闘の女神)をを讃える盛大なお祭りが展開される。

    一方のここ南インドでは、 ダセラの時期に合わせて、ゴル (Golu)と呼ばれる人形のお祭りが行われる。飾られる人形は、ヒンドゥー教の伝説に因んだものから、マイソールなど宮廷の生活、結婚式、市場の情景、おままごと風の台所用品など、ヴァラエティ豊か。

    見るからに、日本の桃の節句、雛祭りほとんど同じようなコンセプトだ。「奇数」の段が設置されるところも同じ。日本の雛祭りは、多分このインドの祭りの影響を受けているのではないかと察せられる。

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    昨日は、このNavratri Goluを祝うお祭りに招かれ、友人宅へ赴いた。玄関先で三姉妹が出迎えてくれる。ローズウォーターで清めてくれたあと、額に赤い粉のビンディーをつけ、ジャスミンの花をくれる。

    顔なじみの友人たちも参加していて、サリーを着ている人も少なくない。尤も、昨日の色「ブルー」の色を意識した服を着ていたのはわたしだけで、みな、さほど気にしてはいないようである。

    先日から何度か紹介している骨董品店 Vermilion Houseのオーナーであるウマは、偶然にも友人宅のお隣にお住まいだとのこと。カンタ刺繍のサリーがとてもお似合い。こんなエレガントで繊細なカンタ刺繍を見るのは初めてだ。

    友人らと言葉を交わし、軽食をいただき、姉妹たちに人形にまつわる物語の説明を受ける。先祖代々受け継がれた人形の中でも、彼女たちの曽祖母が縫ったサリーを着た人形が印象的だった。

    最近はインドでも、古くからの伝統を受け継ぐ家庭が減りつつある中、彼女たちのように文化を継承する子供たちの存在の大切さを思う。神々を讃え、日々の暮らしを慈しみ、豊穣に感謝する。ライフのさまざまが込められたお祭り。

    実はインド生活16年のうち、このNavratri Goluに招かれたのは、今回が2度目である。中央に座すガネーシャ神を取り巻く、インドの神々……。将来は我が家でもやってみたいとの思いがよぎった。

    🥻

    昨日のサリーは、東インドのバラナシ・シルク。10年ほど前に、デリーで開催されていた展示会で購入した。ゴールドとブルーの調和がとてもエレガントで気に入っている。しかし結構厚手なので、決して着やすいとは言い難い。踊るイヴェントには不向きだ。💃

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