不易流行 〜インドのファッション&ビューティ〜

FASHION & BEAUTY in INDIA/インドの多様性を映す民族衣装サリー情報をはじめ、昨今のファッションやジュエリー、コスメティクスのトレンドをご紹介。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

  • IMG_0922

    IMG_0922

    IMG_1144

    The saree I wore yesterday was embroidered with Kantha, a traditional Bengali technique. This is one of my favorite pieces that I bought in 2015 from Jaypore.com, an online site of diverse brands selling handicrafts made by artisans from all over India.

    昨日のパーティで着用したのは、コルカタ(カルカッタ)で知られるベンガル地方の伝統的な手法、カンタ刺繍のサリーだ。ひたすらの運針。日本で言うところの「刺し子」だ。

    購入したのは2015年。インドの手工芸や職人による商品を販売する多彩なブランドのオンラインサイトJAYPORE.COM。同サイトは、インドにおいてEコマースが急成長し始めた2012年創業。瞬く間に販路を拡大し、海外への輸出も行っている。

    今となっては選択肢に困るほど、大小無数のオンライン・ファッションサイトが林立しているが、当時は他のEコマースサイトとは一線を画した独自性が見られ、しばしば利用していた。毎日、Eメールで届く「本日のおすすめ商品」を見るのが楽しみだったある日、このサリーの写真に目が釘付けとなった。

    カンタ刺繍のサリーはバザールなどでもよく見かけていて、さまざまなデザインのものを目にしていたが、このようなダイナミックなデザインの商品は初めて見た。黒と赤のコントラストがエレガントで、白い刺繍が全体を調和している。

    素材は、薄くて柔らか、しかし少しハリがあるタッサーシルク。ほんのり光沢があって美しい。着心地もよく、とても気に入っている。

    6a01287573b46a970c01b8d14c995e970c-800wi

    6a01287573b46a970c01b8d14c995e970c-800wi

    6a01287573b46a970c01b8d14c995e970c-800wi

    6a01287573b46a970c01b8d14c995e970c-800wi

    ショートカット時の写真は2015年、ミューズ・クリエイションのメンバーとサリーを着てのランチ会を行った時のもの。折しも我が50歳の誕生日前ということもあって、みなにサプライズで祝福していただいた。懐かしき思い出だ。お出かけ前に、嫌がるNORA姉さんと記念撮影。

    せっかくなんで、『旅路』も聞いてってください。

  • 242491464_10223668430155941_2005348932953376415_n

    242491464_10223668430155941_2005348932953376415_n

    🇬🇧The English text is written below the Japanese text.

    🌳1枚目の写真は、わたしの好きな南インドの軽食「マドゥール・ワダ Maddur Vada」がお洒落にアレンジされたもの。先日「Go Native」のカフェで注文した。本家の大判よりも食べやすく、添えられたチャトゥニもおいしくて気に入った。

    わたしは、ドーナツ型のスタンダードなワダ (Vada) も好きだが、このチョコチップクッキーのような見た目の香ばしいマドゥール・ワダもお気に入り。

    マイソールとバンガロールの間にある「マドゥール村」名物であるこのワダの誕生物語は、約120年前に遡る。鉄道駅にて、乗客に出すべくワダの準備をしていた店主。列車の到着が早まったことから、何かしらの素材が足りぬまま、急ごしらえで作ったこのスナックが、怪我の巧妙で好評を得たのこと。本家で食事をした際の記録を、今年3月のカビニ・ジャングル旅行記に残しているので、関心のある方はお読みください。

    🌳さて、従来からインドには、サステナブル志向の人々は少なくなかった。わたしがインドに移住した当初にも、オーガニックの各種商品や伝統工芸を販売する人たちはすでに一定数いて、そのような場所には、わたしはできる限り、足を運びレポートしてきた。

    ただ、従来と異なると感じる点は、飲食業界にせよ、ファッション業界にせよ「若い世代」の起業家が劇的に増えていて、現代のライフスタイルに合わせた「新境地」を開拓していることだ。

    これまで何度も言及してきたが、インドが市場を開放をした1991年以降に生まれた、現在30歳前後よりも若い世代のパワーが強い。ただ若いからというだけではない。従来からの価値観の変容も著しい。

    特にCOVID-19の共生世界に入って以来、少なくともバンガロールで開催されているバザールやイヴェント、新規で拡大している飲食店などを見るだけでも、ライフスタイルの変化が顕著に見られる。無論、インドは旧態依然、貧富の差も著しく、過酷な暮らしを強いられている人々も圧倒的に多いが、テクノロジーの進化によって徐々にでも状況が好転している趨勢もある。

    先週末、外出の帰りにお茶でも飲もうと立ち寄った、このGo Nativeにしても然り。先日は、Lavelle Roadの店舗を紹介したが、このSadashivnagar店は、面積も広く、取り扱い商品も多い。折しも自然派プロダクツの小さなバザールが開催されていた。

    たまたまわたしがオンラインで見つけて購入していたヘンプオイルのブランドも店を出していた。癖毛専用というニッチなシャンプーも購入した。2日ほど使ってみたが、髪がしっとりと落ち着いていい感じだ。

    店内はライフスタイル全般の魅力的な商品があちこちに。詳細を書き始めると尽きないので、今日はこの程度にしておきたい。関心のある方は、ぜひサイトをご覧いただければと思う。

    🐅MADDUR VADAの話など。ジャングル旅行記(最終日)
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/2021/2021/03/kabini05.html

    242595259_10223668430315945_245371432284903963_n

    242595259_10223668430315945_245371432284903963_n

    242595259_10223668430315945_245371432284903963_n

    The first photo is a stylish version of my favorite South Indian snack, Maddur Vada. I ordered it the other day at the “Go Native” cafe. I liked it because it was easier to eat than the original large version, and the chutni served with it was delicious.
    I like the standard donut-shaped vada, but I also like this savory maddhur vada that looks like a chocolate chip cookie.
    The story of the birth of this vada, a specialty of Madhur village between Mysore and Bangalore, goes back about 120 years. The owner was preparing vada to serve to passengers at the railroad station. Due to the early arrival of the train, he was short of some ingredients, so he hurriedly made this snack, which unexpectedly became popular.

    🌳Well, there have always been many people in India who are interested in sustainability. Even when I first moved to India, there were already a certain number of people selling various organic products and traditional crafts, and I have visited and reported on such places as much as I could.

    However, what I feel is different is the dramatic increase in the number of entrepreneurs from the “younger generation” in both the food and beverage industry and the fashion industry, who are breaking new ground by adapting to the modern lifestyle.

    As I have mentioned many times in the past, the power of the younger generation, those born after 1991 when India opened up its markets, is strong. But it is not just because they are young. There has also been a remarkable transformation of traditional values.

    Especially since entering the era of COVID-19, one can see a remarkable change in lifestyles just by looking at the bazaars, events, and new and expanding restaurants that are being held in Bangalore. Of course, India is still the same old country, with a huge gap between the rich and the poor and an overwhelming number of people forced to live a harsh life, but there is a trend that things are gradually improving thanks to the evolution of technology.

    This is the case with Go Native, where I stopped by for a cup of tea on my way home from a day out last weekend. The Sadashivnagar store is bigger and carries more products than the Lavelle Road store I mentioned the other day. At that time, a small bazaar of natural products was being held.

    A brand of hemp oil, which I happened to have found and purchased online, also had a store there. I also bought a niche shampoo specifically for wavy hair, and after using it for a couple of days, my hair feels nice and moisturized.

    Inside the store, there are many attractive products for all aspects of lifestyle. I could go on and on with the details, so I’ll just leave it at that for now. If you are interested, please visit their website.

    ➡︎ https://gonative.in/

    242595259_10223668430675954_5300623240587019420_n

    242595259_10223668430675954_5300623240587019420_n

    242595259_10223668430675954_5300623240587019420_n

    242595259_10223668430675954_5300623240587019420_n

    242595259_10223668430675954_5300623240587019420_n

  • IMG_9151

    🇯🇵日本語は下部にあります。

    🥻Yesterday, I visited an exhibition of the new brand “Mrinalini”. Mrinalini is a platform that supports handloom weavers with the aim of preserving traditional Indian crafts.

    The beautiful lady in the first photo, who looks great in a saree, is the co-founder of the company, Yashodhara. The venue was filled with “works of art” by skilled artisans from all over India.

    There are lots of sarees here and there made with my favorite technique! Touch, Spread, Stare, Admire….Whenever I see the beautiful textiles that feels good, I want to spread them out and swim in it.🏊‍♀️😁

    There were many different types of textiles, such as Ikat from Andhra Pradesh, Chikankari (embroidery) from Lucknow, Banarasi silk from Varanasi, Bandhani (tie & dye) from Gujarat, and Jamdani from West Bengal.

    Among them, “Ikat, woven by the traditional Cambodian technique” and “Jamdani,” which is as light as a feather with colorful birds and flowers woven into it, are outstanding!!

    The sarees were quite reasonable since they were purchased from artisans. As a consumer of sarees for the past 16 years, I have seen the evolution of the saree market, and I understand it pretty well.😉

    Before the pandemic, I used to give seminars on “Indian Textiles and Sarees” to Japanese people living in Bangalore. After the lecture, the participants could try on my sarees.

    By trying on different sarees, they were able to get an idea of what sarees tend to look good on them. I also often organised “Saree shopping tour” for them. In the future, I will be able to give tips on how to choose and wear sarees to the “younger generation” of Indian women who are not used to wearing sarees.😆

    IMG_9066

    IMG_9066

    IMG_9066

    IMG_9066

    10月2日のマハトマ・ガンディーの誕生日を皮切りに、インドは各宗教の祝祭が目白押し、本格的なお祭りシーズンに突入する。今年は11月初旬のディワリ(ヒンドゥー教の新年)で、前後はイヴェントや旅行も増える。更にこの時期は結婚シーズンとも重なる。毎年記しているが、このシーズンのスケジュールは「週休5日制」と捉えて組んだ方がいい。

    COVID-19パンデミックにより、去年は行動が大きく制限されていたが、今年は「ポスト・コロナ」あるいは「ウィズ・コロナ」の世界が構築されつつある。依然、集会の規模などに制限があるものの、新しい条件のもと、街は活気を取り戻している。

    わたし自身、この1カ月いくつもの催しに足を運んできた。個人的に「量産できない良質」の「職人による手工芸品」や「アーティストの作品」が好み。加えて、困窮する人々の支援につながり、地球環境を尊ぶものであれば、なおすばらしい。

    ゆえに、パンデミック下で困窮する人々の支援目的、あるいは若きアントレプレナーたちの台頭が見られる場を中心に足を運んでいる。

    昨日は、友人Dekyiに誘われ、知人のYashodharaが運営するMrinaliniの展示会を訪れた。1枚目の写真、サリーがとてもお似合いの麗しい女性だ。

    Mrinaliniは、インド伝統工芸の保全を目指し、手織物職人を支援するプラットフォーム。会場には、インド各地から取り寄せられた、腕のいい職人たちによる「芸術作品」が集められていた。

    アンドラ・プラデーシュ州の「絣(かすり)IKAT」やウッタル・プラデーシュ州ラクナウの「チカンカリ CHIKANKARI)刺繍」、同州ヴァラナシの「バナラシ織り BANARASI」、グジャラート州の「絞り BANDHANI」、西ベンガル州の精緻なモスリン織り「ジャムダニ JAMDANI」など、好みのサリーが次々に目に飛び込んでくる。

    触れる。広げる。眺める。感嘆する……。感触のすばらしい布を前にすると、広げて泳ぎたくなる衝動に駆られる。🏊‍♀️😁

    中でも「カンボジアの伝統技法によって織られたアンドラ・プラデーシュ産の絣」や、カラフルな鳥や花が織り込まれた羽のように軽いジャムダニは秀逸。どちらも「裏から見ても精緻に美しい」のがポイントだ。

    なお、職人との直接交渉によって購入されていることから、値段はとても良心的。わたしは過去16年に亘り、一消費者としても、サリー市場の変遷や価格変動を見てきたので、確かなことだ。まだ立ち上げられたばかりのブランド。今後また新たな情報があれば、シェアしたいと思う。

    パンデミック以前、わたしは時折、バンガロール在住の日本人を対象に『インドのテキスタイルとサリー講座』を開いていた。講座のあと、参加者はわたしのサリーを試着、自分に似合う色柄を知ることができるという、なかなかに充実の講座だ。

    また、サリーのショッピングツアーも実施していた。今後は、普段、サリーを着慣れていない「若い世代」のインド人女性にも、サリーの選び方や着方のコツを伝授できる気がしている。まずは、普段はサリーをほとんど着ないチベット系インド人の友、Dekyiに「サリーの着付け方」を講習する予定。😸

    IMG_9069

    IMG_9069

    IMG_9069

    IMG_9107

    IMG_9107

    IMG_9107

    IMG_9107

    IMG_9107

    IMG_9107

    IMG_9144

    IMG_9144

    IMG_9144

    IMG_9144

    IMG_9144

    IMG_9144

  • IMG_8628

    IMG_8628

    IMG_8628

    🇮🇳今日もまた、近所のブティックAMBARAへ。先日訪れたのは、若手職人起業家による伝統的なテキスタイルを扱うVAYATI WEAVESの展示会だったが、今日はアッサム州伝統のカラフルな織物や刺繍が施されたファッションの展示会だ。

    The Wardrope Eclectic。偏らない新旧折衷のファッション。そしてコンセプトは旅。旅行に快適な「天然素材」によるファッションは、わたしにとって、心を掴まれるポイントだ。

    ブランドを運営するジュリーは、アッサム州出身。自ら織物職人であり、デザイナーでもある。バンガロールでは手織物のワークショップなども実施するほか、北東インドの旅行ツアーなども催行しているという。

    北東インドを構成する7州セブンシスターズ。インパールはじめ、各州を訪れたいと言い続けて幾星霜。「行く行く詐欺」状態をようやく脱し、旅の手配を完了した矢先にロックダウン。旅のタイミングもまた、ご縁。実現の暁には彼女に相談しようと決めた。

    近い将来の旅を願いつつ……帰宅直後、三脚をセットし、スーツケース持ち出して、ひとり撮影大会も愉し。😸

    IMG_8701

    IMG_8701

    IMG_8701

    IMG_8701

    IMG_8701

    IMG_8701
    Today, I went to AMBARA again. The other day I visited the VAYATI WEAVES exhibition of traditional textiles by young artisan entrepreneurs.

    Today there was an exhibition of traditional, colorful woven and embroidered fashions from Assam.

    The concept is “The Wardrope Eclectic”, an eclectic blend of old and new fashion, harmonizing the traditional with the new.

    In addition, the collection was based on the theme of travel, with a focus on “natural materials” that are comfortable for travel. This is a point that fascinates me.

    Julie, who runs the brand, is from Assam. She is a weaver and a designer herself. In Bangalore, she conducts workshops on handloom weaving. She also organizes travel tours of Northeast India.

    I have been saying that I would like to visit Imphal and other states in Northeast India. I had arranged a trip just before the lockdown, but it was cancelled. I will ask her for advice when the trip becomes a reality.

    When I got home, I took some pictures in the garden by myself. It was a lot of fun!

    IMG_8312

    242158221_10223643065841849_8712579618974503573_n
    IMG_8312

    242073891_2414413458689638_6705941290894284074_n

  • IMG_8084

    IMG_8084

    昨日は、バンガロールの骨董品店「Vermilion House」を訪れた。本日から3日間に亘って開催されるSHIBORI製品のブランド「MURA Collective」の展示会のオープニング・セレモニーに招待されたからだ。

    Yesterday, I visited “Vermilion House” in Bangalore. I was invited to the opening ceremony of the exhibition of SHIBORI brand “MURA Collective,” which will be held for three days from today.

    日本では「絞り」「絞り染め」、英語ではTie&Dye、インドではバンダーニ(Bandhani)と呼ばれる布作りの技法。歴史は遥か5000年前のインダス文明に遡る。インドで生まれた染色技術が、シルクロードを経て日本に渡来しのたは7世紀ごろ。奈良時代には日本独自の多様な技法が次々と誕生した。中でも江戸時代に隆盛を極めた京都の「鹿の子絞り」は、広く知られるところだ。

    Shibori is a cloth-making technique known as “Tie & Dye” in English, and “Bandhani” in India. The history of this technique dates back to the Indus civilization. The dyeing technique originated in India and came to Japan via the Silk Road around the 7th century. In the Nara period (710-794), various techniques were born one after another in Japan. Among them, Kyoto’s “Kanoko-Shibori,” which reached its peak in the Edo period, is widely known.

    日本で育まれた絞りの技術は、ラビンドラナート・タゴールによってインドにもたらされたという。インド国歌を作詞作曲、ノーベル文学賞を受賞した偉大なる詩人、思想家タゴール。彼は岡倉天心との親交も深く、何度も来日している。伝統芸術の復興や手工芸の存続にも尽力していた彼の情熱は、継承されてきた。1997年には、北インドのアーメダバードで、第2回国際絞りシンポジウムが開催されるに至った。

    It is said that the Shibori technique developed in Japan was brought to India by Rabindranath Tagore. He was a close friend of Kakuzo (Tenshin) Okakura and visited Japan many times. His passion for the revival of traditional arts and the survival of handicrafts has been inherited, and in 1997, the 2nd International Shibori Symposium was held in Ahmedabad in 1997.

    IMG_8044

    IMG_8044

    IMG_8044

    IMG_8044

    IMG_8044

    1998年に創業以来、質の高いSHIBORIの製品を生み出しているMURA。花や木々などの自然、鳥や牛などの動物、仏陀やガネーシャ、寺院といった歴史遺産などモチーフ多彩なは多彩。高度な技術を駆使して、布の上に独特の世界を表現している。天然の染料で染め上げられたサリーやストール、クルタは、やさしく身を包む。その慈愛に満ちたSHIBORI製品は、UNESCOの「優良手工芸品賞(Seal of Excellence for Handicraft Products)」を過去4回も受賞している。

    Since its establishment in 1998, MURA has been producing high quality SHIBORI products, expressing a unique world on cloth using a variety of techniques with motifs of nature such as flowers and trees, animals such as birds and cows, and historical heritage such as Buddha, Ganesha, and temples. The sarees, stoles, and kurtas dyed with natural dyes. Mura has been awarded the Unesco Seal of Excellence 4 times.

    IMG_8029

    IMG_8029

    IMG_8029

    IMG_8029

    日本語の「村」を意味しているのであろうMURAはまた、地方農村の経済的に困窮している職人たちの支援も行う。COVID-19パンデミックにより、益々、苦境を強いられる中、独自のマスクセット「GENKI by MURA」を販売。職人たちを解雇することなく、活路を模索しているという。わたしは特別ゲストということで、ギフトとしてストールやポーチなどと共にいただいた。非常に使い心地がよく、うれしい。

    MURA, which probably means “village” in Japanese, also supports economically disadvantaged artisans in rural areas, selling its own mask sets, “GENKI by MURA,” in the face of the increasing hardships caused by the COVID-19 pandemic. They are trying to find a way to make a living without laying off the artisans. (GENKI means health, vitality, and full of life in Japanese.)As a special guest, I was given this as a gift. It is very comfortable to use.😊

    IMG_8015

    IMG_8015

    IMG_8015

    IMG_8015

    IMG_8015

    わたしが着ているのは、2008年にムンバイで購入したBandhaniのサリー。子供のころに着た浴衣の兵児帯(へこおび)を思わせる懐かしさもある。柔らかな絹の一面に施された絞りは、布に伸縮性を与え、心地よく身体にフィットして着崩れしにくい。

    I was wearing a Bandhani saree, which I bought in Mumbai in 2008. The colors and patterns remind me of the yukata (informal light cotton kimono) sashes I wore as a child. It gives me a nostalgic feeling. The tie-dyeing on one side of the soft silk gives the cloth elasticity, allowing it to fit the body comfortably and prevent it from falling apart.

    IMG_8071

    IMG_8071

    わたしは、アルジュナの木がモチーフになった絹のサリーを購入した。根を張る大樹、葉っぱや花、灰色、藍色、黄色の配色、ブラウスとなる部分の矢絣風の模様など、すべてが気に入った。ブラウスを仕立てて着用するのが楽しみだ。

    I bought a silk saree with a motif of Arjuna trees. I liked everything about it: the large tree with its roots, the leaves and flowers, the color scheme of gray, indigo, and yellow, and the Japanese arrow pattern on the blouse. I am looking forward to tailoring the blouse and wearing it.

    IMG_7650

    IMG_7650

    IMG_7650

    IMG_7650

    IMG_7650

    今回、絞り(Bandhani)の歴史を調べていたところ、アジャンター洞窟寺院の第一窟、仏陀の生涯を描いた絵にバンダーニの衣類が見られるという。わたしが最も衝撃を受けたインドの世界遺産の一つがアジャンター&エローラ遺跡。訪れた直後に購入していた写真集を広げたところ……それらしき絵を発見! トップは絞り、ボトムは絣と、わたし好みのファッションで踊る彼女に目が釘付けだ。

    This time, when I was researching the history of Bandhani, I found that Bandhani clothing can be found in the first cave of the Ajanta cave, in a painting depicting the life of Buddha. When I opened up the photo book I had purchased right after my visit, I found the picture! The dancing lady is wearing Shibori top and Ikat bottom. How lovely!

    MuraAd

    ※展示会は17日まで開催されている。バンガロールにいらっしゃる方はぜひ足を運んで欲しい。また、オンラインでも購入できる。
    The exhibition is open until the 17th. If you are in Bangalore, please come and visit. You can also purchase online.
    ➡︎ https://linktr.ee/muracollective

    🥻その他の絞り染めサリー

    IMG_7151

    IMG_7151

    IMG_7151

    IMG_7151

  • IMG_2781 (1)

    IMG_2781 (1)

    IMG_2781 (1)

    IMG_2781 (1)

    IMG_2781 (1)

    🥻This year, we celebrated our 20th wedding anniversary. In other words, it’s been 20 years since I wore my first saree. Currently, I am sorting through my records of sarees and fashion in India. A lot of memorable photos are coming out. These are photos from 2017, when we visited Jaipur for an event organized by YPO. We were fortunate enough to sit with Maharani Padmini at a dinner at the Palace. I wore a traditional embroidered Parsi (Zoroastrian) saree, one of my favorite pieces, purchased in Mumbai in 2008.

    🥻「結婚=初のサリー着用」20周年を迎え、現在「インド衣文化ブログ」も再構築中。懐かしい写真が無尽蔵。4年前ジャイプール・パレスでの晩餐会にて、マハラニ・パドミニと同席でお食事をした際の写真。私はパールシー(ゾロアスター教徒)の伝統的な刺繍のサリーを着用。今後、少しずつ紐解き紹介したい。

    IMG_2688

    IMG_2688

    IMG_2688

    IMG_2688

    IMG_2688

  • 241512813_10223606642771295_4737186858114723015_n

    241512813_10223606642771295_4737186858114723015_n

    撮ったまま、眠る写真を起こして載せる。

    先週訪れた手工芸品のバザール、DASTKARにて。今回は、ブロックプリント用の木版を買った。ミューズ・クリエイションのハンディクラフト用にと、すでに昔、あれこれ購入。家にはたくさんある。

    しかし、これらは大きめのディスプレイ用。そのデザインに一目惚れした。

    鳥たちが集う大樹。そして、枝葉よりもむしろ大きく根を張る大樹。

    折しも先週、オベロイ・ホテルに滞在し、樹齢125年のレインツリーの傍らで過ごした2泊3日。

    枝葉だけでなく、大地からも、包み込まれているような気がしたのは、脳裏にこのイメージが常に在ったからだ。
    たとえ目には見えなくても。

    どっしりと「ルーツ」を確かに、踏ん張れば。

    樹木も人間も慈愛を湛えて強いのだ。

    それから、絵も購入した。いくつかのモチーフがある。画家の彼は「蓮と牛」を描くのが好きだという。ゆえに、我が夫の名前アルヴィンドに因んで「蓮」。そして聖なる牛の絵を選んだ。

    日々、本当に、この国は。視点を変えればステキなものであふれている。

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

    241662443_10223606642811296_8567832721529617540_n

  • IMG_4595

    MCFmovie094大.001

    ミューズ・クリエイションでは毎年9月、「ミューズ・チャリティバザール&コンサート」を開催してきた。しかしパンデミックに伴い昨年はオンライン・イヴェントを中心とした「ミューズ・チャリティフェスト2020」に移行。さまざまなテーマでの動画を作成してきた。

    中でもミューズ・クワイアのピアノ伴奏担当だったヴァイオリニストの恵美子さんとのユニット「SAREES」は、イヴェントを終えたあとも続いていて、今回で9回目となる。

    自宅に引きこもる日々が圧倒的に増えた中、わたしにとっては、歌や踊りがかけがえのない気分転換になっている。もちろん、自分のためだけに歌うのもいいけれど、こうして動画にあげようと思うと、ダンス同様、何度も練習もするし、少しずつ成長している気がするのがうれしい。

    使用機材はiPhoneとマック搭載のGarageBandだけというミニマムな環境ながらも、やたらと幅広いジャンルのさまざまな曲を楽しめている。ちなみに今回の『アイノカタチ 』は恵美子さんの提案で決めた。MISIAが開会式で「君が代」を歌う前である。そこはかとなくタイムリーであった。

    今回は、Ave Mariaでも参加してくれた、やはりメンバーだった亜沙美さんがピアノを伴奏してくれている。贅沢すぎるカラオケ状態だ。今回のW恵美子は、同じサリーを「異なる着付け」で演奏。サリーには、その土地その土地によって数多くの、異なるサリーの着方があるのだ。

    右の恵美子さんのサリーは、コーヒー豆の産地として有名な、ここカルナータカ州のクールグの女性たちの着方だ。パルー(はらりと肩から落ちる部分)が前に来ている。

    以前、クールグを訪れたときに、なぜこういう着方になったのかと土地の人に尋ねたところ、「遠い昔、洪水が来て女性が溺れそうになった。水から脱出した時、パルーが前に来ていて、それがきっかけで、この着方が定着した」的な話をしてくれた。紙芝居でも作れそうなお話だ。

    さて、今回、恵美子さんとわたしが着用しているのは、どちらもカシミール地方のアーリ刺繍が施されたもの。ムガール帝国時代にペルシャからもたらされた技術で、花や植物など、カシミールの美しい自然美をモチーフにした柄が多い。

    SAREES。過去の曲も、ぜひお聞きいただければと思う。

    (1)『いのちの名前』

    (2)『ユー・レイズ・ミー・アップ』You Raise Me Up

    (3)『カブトムシ』by AIKO

    (4)『Your Song 僕の歌は君の歌』

    (5)『灰色と青』by 米津玄師 (+菅田将暉 )

    (6)『旅路』by 藤井風

    (7)『アヴェ・マリア』(シューベルト)

    (8)番外編『サクラ色』アンジェラ・アキ(カヴァー)

    (9)『アイノカタチ 』by MISIA

  • 240666059_10223583390910013_5314125845401480183_n

    240666059_10223583390910013_5314125845401480183_n

    240666059_10223583390910013_5314125845401480183_n

    初めてサリーを着たのは20年前。ニューデリーで結婚式を挙げたときだった。

    その後、2003年にインドを再訪した際、サリーの魅力に引きつけられた。以来、各都市で、数え切れないほどのサリー店を訪れ、無数のサリーを目にしてきた。

    わたしにとっての「第一次サリーブーム」はその後、2005年にインドへ移住してから何年か続いた。2008年からの2年間、ムンバイとバンガロールの二都市生活をしていたころがピークだったか。

    ムンバイでは、今でも愛着ある何枚ものサリーを購入した。昨日着た、この絞り染めのサリーもそうだ。しかし、サリーを着用する機会は年々減り始め、伴って購入も控えてきた。

    我がインド友らは、祝祭や結婚式など「ハレの日」以外にサリーを着る人は少ない。日本人であるわたしが、しばしばサリーを着ることに、違和感を覚えていた。

    ゆえに、『インドのテキスタイルとサリー講座』を実施し、折に触れてミューズ・クリエイションのメンバーとサリーを着てランチ会をするときなど、限られたときだけの衣類となっていた。

    昨年、ヴァイオリニストのEMIKOさんとユニットSAREESを結成し、サリーを着るようになって改めて「タンスの肥やし」にすることの惜しさを感じた。

    もうすでに何年か前からは、サリーのリヴァイヴァルなトレンドが見られはじめている。サリーを超えて、インドのテキスタイルの歴史を知るのもまた面白い。「布を巡る日印の交流史」の深さもまた尽きず。

    眠ったまま放置していた「極上の書籍」2冊もまた紐解きつつ、これから少しずつ、布の情報を整理しようと思う。

    日々の記録を記した『インド百景』以外にも、過去の記録を発掘してまとめた『深海ライブラリ』や『マルハン家の食卓』など、複数のブログを書いているが、猫ブログほか、更新が滞って放置しているブログも少なくない。

    中でもインドのファッション事情を整理していたブログは、2015年で更新が止まっている。手始めに、ここに関連情報を転載しつつ、これから少しずつ、まずは自分が着ているサリーの情報から整理していこうと思う。

    ちなみに昨日着ているこのサリーは、ムンバイで2008年に購入したもの。「絞り染め」である。英語では、Tie and Dye、インドでは、バンダーニ (Bandhani)と呼ばれる。主に北部インドのグジャラート州やラジャスターン州、パンジャーブ州で作られている。

    どの伝統的な手法をとっても「紀元前数千年前」的な記述が出てくるからもう、本当に、「遥かな気持ち」にさせられるばかり。

    このサリーを購入した時の記録(2008年8月13日)もまた、ブログに記している。関心のある方はぜひ、ご覧ください。

    🥻インドの衣文化 〜布、サリー、ファッション〜
    ➡︎ https://museindia.typepad.jp/fashion/

    🥻絞り染めの海に、ひととき耽溺す/昨日着用サリーを購入したときの記録(2008年)
    ➡︎ https://museindia-bxdri.wordpress.com/2008/08/13/shibori-3/

    240558206_10223583390830011_4172753389611532849_n

    240558206_10223583390830011_4172753389611532849_n

    240558206_10223583390830011_4172753389611532849_n

    240558206_10223583390830011_4172753389611532849_n

    240558206_10223583390830011_4172753389611532849_n

    240386877_10223583183384825_3292366123998009166_n

  • MCFmovie097.001

    P7022188

    P7022188

    先日、友人のデヴィカに誘われ、VAYATI WEAVESの展示会を訪れた。

    若き職人起業家たちが、伝統的な手工芸を瑞々しい感性で継承。あるいは、蘇らせている。

    わずか13分の動画を通し、数千年の古からからの時間旅行が楽しめる。

    VAYATI WEAVESに携わる青年、アディティヤが口にした「Hiraeth/ヒラエス」という言葉。

    すでに存在しないものへの憧憬。帰れない場所への哀切や郷愁。

    彼はインドの豊かな布の中に、ノスタルジアを見出し、今を生きる原動力に変えている。

    日本とインドを繋いできた、一つの世界でもある「布」そして「衣類」。

    インダス文明の時代から受け継がれてきたテキスタイル 。

    宇宙を表す紋様。

    ダッカ・モスリンを巡る悲劇……。

    我が故郷福岡の、久留米絣のジャケットを通してのエピソードも盛り込んでいる。

    そして我が祖母の、若かりし頃の写真なども。

    時空も、国境も越えて、人の心を繋ぐものを、大切にしたい。

    展示会では、「30歳以下の若き10人の職人起業家」によるテキスタイルが販売されていた。

    デヴィカは陶芸が専門の芸術家。かつて日本の窯元で修行をしたこともある。ケララ州出身の彼女はバンガロールを拠点に、インド各地の職人を支援してきた。伝統工芸の継承に尽力すると同時に、貧困層女性の職業支援も行う。

    わたしが彼女と初めて出会ったのは2012年。スラムにある職業支援所を訪れた。彼女は、リサイクル・バッグの制作指導を通して、女性たちの自立を促していた。彼女はまた、1981年に創設された、インドの伝統工芸を支援、継承するデリー拠点の非営利団体、DASTKARにも深く関わってきた。

    わたしも大好きなバザールで、バンガロールで開催される展示会には必ず訪れている。その後、わたしは、彼女にさそわれて、人生で最も忘れ得ぬ旅の一つ『カシミールへの手工芸を巡る旅』にも出かけた。

    遠く離れた北インドのカシミールを活動拠点のひとつにし、頻繁に訪れてきた彼女。カシミールにおける、多種多様の伝統工芸の職人に関わる。山間の土地 PAHAALGAMでは、シェパード(遊牧)の女性たちに技術を伝える。共に現場を訪れて、彼女の活動の偉大さを実感した。

    わたしが2012年にミューズ・クリエイションを創設してからは、毎年、彼女が関わる手工芸品を販売してもらうべく、バザールに出店してもらった。すべての記録は、ブログに残している。概要欄に記載しているので、ぜひ読んで欲しい。

    さて、このVAYATI WEAVESの母体である、VAYATI FOUNDATIONも、デヴィカが関わる団体のひとつ。職人たちを支援するための実践的な仕組みが構築されている。職人たちの生業を支援するために、多くの人々が関わっている。

    VAYATI WEAVESは、若きアントレプレナーのシシーラが、2019年に立ち上げた。デヴィカは、彼らのサポートにも尽力している。インド各地の伝統的なテキスタイル技術を継承する若者き職人。不易流行。基礎や伝統を守りながら、流行を取り入れた魅力的な布の数々。

    わたしはこの展示会に2度訪問。1回目には、天然染料によるオーガニックコットンのサリーを購入。それは、奇しくもシシーラ自らデザインしたものだった。

    天然染料は元来、大量の水を要することから、決して環境にいいとはいえなかった。しかし若きエンジニアたちが、少量の水で染められる技術を開発したという。ゆえに、全体に色が淡いが、それが布の柔らかさと調和して味わい深い。

    IMG_5962

    VAYATI WERVESでは、30歳以下の若き職人起業家たちと協調。通常は熟練された技術を持つ職人たちが業界の核となってきたが、未来を担う若い世代と共にプロジェクトを進める。インド各地の、それぞれに異なる技法と彩りのテキスタイルが集められている。

    アディティヤがテキスタイルの業界に入った理由を尋ねた。

    極めて個人的なことなのですが……僕は過ぎし日々を慈しむ暮らしが好きで、ノスタルジアは美しい感情だと思っています。昔、母が着ていた、美しいサリーを思い出します。懐かしくも美しいものを探し求める感情。Hiraethという言葉があるのだけれど。すでに存在しないものへの憧憬。帰れない場所への哀切や郷愁。それは幸せな気持ちにさせてくれるのです。

    彼らとインド各地の若き職人らを結び付けているのはデヴィカ。複数のプロジェクトに携わる彼女が支援している。カシミールだけでも、何人もの職人と関わっている。

    アジュラークAJRAKHと呼ばれる伝統的なブロックプリントの技法。このモチーフは、宇宙から着想を得ている。インディゴなど天然染料が用いられている。数千年の古い歴史を持つもので、古来、遊牧民の男性が着用していた。伝統的な文様や、イスラム教の神聖なジオメトリー(幾何学模様)などが用いられている。

    インド亜大陸は、ムガール帝国の時代、イスラム教文化が繁栄。多くの神々の偶像を崇拝するヒンドゥー教。一方のイスラム教は偶像崇拝を禁じる一神教。幾何学的なアラベスク模様での装飾が一般的だ。

    一枚のサリー(約5メートル)に4種類の柄が施されている。この日、わたしが購入したサリー2枚のうちの1枚。パルー(肩から垂らす部分)の大きな丸が気に入った。

    この幾何学模様は現代的なデザイン。一瞬、「魚?」と思ったが「花」だった。

    わたしはマハラシュトラ州アウランガバードのパイタニと呼ばれる。2000年以上の歴史を持つサリーが、現存する最も古い技法だと思っていた。今から4000年以上前の、インダス文明の時代のテキスタイルが遥かに古いのだ。先ほどアジュラークは、そのひとつ。

    この展示会の目的は「テキスタイル 」の技法をアピールするもの。金糸で彩られた絹のパイタニ・サリーは高価で一般の人は買えなかった。たとえば、このタングリアと呼ばれる技法の布。この綿には、薬品や農薬だけでなく、水も使われていない。

    これらもすべて、オーガニック・コットン。農薬や防虫剤を使わず、水も少量ですむように開発された。すべてが植物由来の染料で色付けされている。DASTKARの拠点でもあるラジャスターン州ランタンボールのブロックプリント。

    コルカタのブロックプリント。ランタンボールのブロックプリントとは意匠が全く異なる。若者らによる斬新なデザインだ。

    これは、ベンガル地方の伝統工芸モスリン。現バングラデッシュのダッカが発祥の地。英国統治時代、モスリン、つまり綿織物の、卓越した技術を持つダッカの職人たちに脅威を感じた英国人は、高度な技術を持つ職人たちの指先を、切り落とした。多くの職人が殺害されたとの記録も残されている。

    このダッカ・ムスリンの技術が生かされた、藍染、木綿のサリー。伝統的な技法の中に、モダンな花模様があしらわれていて愛らしい。1回目に訪れた時、アディティヤが日本のテキスタイルへの関心を語っていた。日本の絣(かすり)と藍染に関心があると話していた。彼に見せようと、久留米絣のジャケットを持参した。かつて西日本新聞に連載をしていたとき、取材に訪れた。

    アディティヤは大喜び。彼のドーティ(腰巻き)もまた絣なのだ。ちなみに椿柄がすてきなこの絣は、「丸亀絣織物」のもの。2017年に一時帰国した際、福岡市天神の大丸で購入した。

    実家で「発掘」していた父方祖母の写真も何枚か持参した。古代インドで発祥したとされるイカット(絣)を、祖母が身につけていた写真。ダブルイカット(経緯絣/たてよこかすり)の高度な技術が継承されているのは、インド、バリ島、日本など限られた土地だけだという。

    IMG_6998

    IMG_6998

    IMG_6998

    ◆VAYATI FOUNDATION
    ➡︎https://www.vayatifoundation.org/

    ◆VAYATI WEAVES
    ➡︎https://www.vayatiweaves.com/

    【VAYATI WEAVESの展示会について記したブログ】

    ◉若き起業家たちが受け継ぐインドの伝統手工芸の新しい境地 (2021/08/26)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/08/day3.html

    ◉日印の「縁」が強すぎる。サリーとテキスタイルの世界ひとつをとっても。(2021/08/27)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/08/ambara.html

    【同動画に関連するブログ】

    ◉リサイクル製品作りでスラムの女性の自立を支援 (2012/03/27)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2012/2012/03/devika.html

    ◉2012年。カシミール地方の手工芸を巡る稀有な旅
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/library/2021/06/kashmir.html

    ◉一時帰国中、福岡で久留米絣のジャケットを購入した時の記録 (2017/11/02)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2017/2017/11/japan2017.html

    【同動画に関連する動画】

    ◎インド各地から108のヴェンダーが集結。手工芸品バザールDASTKAR

    ◎インド各地の洗練された手工芸品が一堂に。COVID-19禍の職人たちを支援して実現したバザール

    [シャシ・タルール博士]イギリスはインドに植民地支配の賠償をすべきか?
    ➡︎https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=95795