不易流行 〜インドのファッション&ビューティ〜

FASHION & BEAUTY in INDIA/インドの多様性を映す民族衣装サリー情報をはじめ、昨今のファッションやジュエリー、コスメティクスのトレンドをご紹介。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    ロックダウン最中の2021年5月。運動不足解消のため、わたし(坂田マルハン美穂)は、”BOLLYQUE”のオンライン・レッスンを受け始めた。

    2012年にミューズ・クリエイションを創設して以来、イヴェントの前には、そのときどきでダンサーズを結成し、練習してきたものの、先生に教わるのは初めてのこと。

    週に1、2回、音楽を聴きながら踊ることが、とても楽しくなった。普段、汗を流すほどの運動はしないのだが、ダンスだと苦痛なく身体を動かせて、気分転換にもなる。

    最初は難しいと思えた動きが、何回も練習するうちに身についてきて、気がついたら音楽を聞くだけで身体が動いたりする。それがうれしい。

    本当は、身体を絞りたいとの目的もあるのだが、ダンスをすると食欲が旺盛になってしまい、あいにく体重は少しも減らない。しかし、自分としては、健康的になっている気がする。

    さて、8月30日は、BOLLYQUE1周年ということで、受講者による記念動画が作られた。せっかく練習したので、自分一人の動画も作ることにした。しかし一人だと寂しいので、サリーを着て改めて踊り、編集した。

    奇しくも翌日8月31日はわたしの56回目の誕生日。これから先、歌って踊れる老婆を目指そうとの思いを新たにしつつ、ユニット名も決めた。

    DANCING ROVER。ローヴァーとは、放浪者、流浪者、さまよう人を意味する。ジプシーや遊牧民に憧れてきたわたしにぴったりすぎる名前だ。

    言わずもがな、ローヴァーと老婆をかけている。阿呆である😹

    同じ阿呆なら踊らなければ損なのである。

    死ぬまで歌って踊れるようにとの願いを込めて、自分の誕生日に公開する次第。これからもたまに、練習の成果を動画にしようと思う。生温かく見守っていただければ幸いだ。

    💃〈表動画〉【BOLLYQUE 1周年】Netflixのインド映画『最後の願い』のボリウッドダンス
    “Jee Ni Karda”を踊ってお祝い🥳🎉💕| Sardar Ka Grandson

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    The surprise gift from my husband… was my friends! 😻

    The hotel decorated our room for my birthday. I changed into my favourite saree to take photos. I bought it in 2008 at when we were living in Mumbai.

    ホテルが、わたしたちの部屋に、誕生日のデコレーションをしてくれた。記念撮影をするために、着用頻度が極めて高い、お気に入りのサリーに着替えた。これは2008年、ムンバイに住んでいた時に買ったものだ。

    Aside from that, my husband was acting suspiciously. I wondered what was wrong with him. Not long after ……, our friends came to congratulate me! It was really unexpected, so I was extraordinarily happy. Thank you!

    それはさておき、夫がなにかしら、挙動不審。どうしたんだろうと思ったら。……ほどなくして、友人たちが祝福に来てくれた! 本当に予期していなかったから、格別にうれしかった。ありがとう!

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    夜は日本料理店の「侘寂/ わびさび」で夕食。わたしが日本人と知るや、若きシェフ、あるいは若きウエイターが、日本料理への情熱を熱く語る。
    「味付けはいかがでしたか?」「なにかリクエストはありませんか?」とシェフに尋ねられたので、味について個人的なコメントを告げると、真摯に聞いてくれる。

    ウエイターは子供のころに見た日本のアニメーションの影響で日本が好きになり、日本語や日本文化を学んでいるとのこと。日本のアニメはインドで20年近く前から放映されており、そこから日本に関心を持つインドの若者らは少なくない。

    「僕はいつか日本に行って、真の日本文化を学びたいんです」と目を輝かせる青年。

    「このお皿は、『金継ぎ』をイメージしているんです」

    「KINTSUGI」などという高度な日本語を知っていることにも驚く。

    生きる上での「在り方」や「価値観」が揺らぎながら変化している節目の時代。こんなときだからこそ、視界良好に、遠くを見据えて、自分が次世代のためにできることを考えたいと、改めて思う。

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    【過去の写真】

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    歳月に名前をつけるならば。今週は油性の極太マジックで「布とサリー」と記すだろう。裏写りするくらいの筆圧で。

    一昨日、昨日と、サリーに縁のある場所へ足を運んだ。そして今日は改めて、一昨日に訪れたAMBARAへ。敬愛する友、デヴィカに会うために。
    わずか1時間余りの間にも、インドのテキスタイルの歴史や伝統を教わり、若者らの話を聞き、日本とインドの縁を再確認し、その興味深さに圧倒される。

    忘れたくはない。きちんと学んでおきたい。書き留めておきたいことが多すぎて、脳味噌がいっぱいいっぱいだ。

    先日も記した通り、VAYATI WEAVESは、若者がデザインした、伝統的な手法のサリーのコレクション。伝統の中の斬新。あたり一面の、不易流行。勢いでまたしても2枚、購入してしまった。

    各地のテキスタイルの、それぞれのストーリーがまた味わい深く。「宇宙」という名のついたワークなどもあって引き込まれる。

    ……とランダムに書いては尽きないので、週末は記録を整理しようと思う。

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    一昨日、アディティヤが、日本の藍染と絣(かすり)に興味があると話していたので、数年前の一時帰国時に購入した久留米絣のジャケットを持参し、女性用だけど着てもらったところ……ものすごく喜んでいた。ちなみに彼が身につけているルンギもインドの絣。日印コラボの写真となった。

    みなが絣の着物を着ている、我が祖母の子供時代の写真なども見せたら、みな興味津々。

    日印を結ぶさまざまなアイデアが浮かんでは消える歳月。パンデミックにより世の有り様が変わる中、自分がやることも絞り込まねばと改めて思いつつ……。

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    🥻本日、着用しているサリーは6年前に購入した。タッサーシルクにポルカドットがかわいらしくてお気に入り。わたしが手に持っているのはダッカ・モスリンの木綿のサリー。夢のように柔らかく心地のよい織物。ダッカ・モスリンにまつわるストーリーも深く、英国統治時代の悲劇も重なる。

    伝統的な手法に若者のデザインを反映させたこのサリーに一目惚れし、買った。

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    この日の購入は一枚にとどめようと思っていたが、アディティヤがデザインしたこのサリーのデザインもまたすてきで、絞れずこちらも購入。もうこれからは、サリーを頻繁に着るのだとの決意とともに。🥻

    昨今ではサリーのブラウスもさまざまなデザインがあり、斬新な着こなしが楽しめる。ほとんどがパツパツになってしまった我がサリーのブラウス。これを機に少しずつ、快適で新しいデザインのブラウスに作り直そうと思う。

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    昨日、最後に訪れたのは、我が家への帰路にあるAMBARAというブティック。2000年に創業。古い個人宅を改装した店へは、わたしもバンガロール移住当初から折に触れて訪れてきた。

    インドの伝統的な手工芸のテキスタイルなどを販売するほか、不定期での展示会、NGOとのコラボレーションなどが開催されている。入り口の庭はナーサリーになっていて、ここでしばしば、庭用の鉢植えなどを購入している。

    昨日から今月末まで開催されているVAYATI WEAVESのテキスタイル展示会が開催されていることを、9年来の友人デヴィカを通して知ったので、初日の昨日、訪れたのだった。

    インドの職人による伝統的な手工芸を守り、彼らのライフを支援すべく、数十年に亘って活動を続けているアーティストのデヴィカ。9年前、カシミール手工芸を巡る旅にわたしを導いてくれたのもまた、彼女だ。

    以来、ミューズ・クリエイションのチャリティバザールには毎年出店してもらってきていたし、彼女が関わるDASTKARやA HUNDRED HANDSのバザールにも、わたしは必ず足を運び、都度、ブログにレポートしてきた。

    わたしがインドの手工芸を語る時、彼女の存在は不可欠なのだ。

    わたしがAMBARAに到着したとき、ちょうどデヴィカとは入れ違いだったらしい。VAYATI WEAVESの創始者である若きアントレプレナーのシシーラが2019年に立ち上げたというこのブランド。

    インド各地の「若き10人の職人起業家」の手がける作品を販売している。写真のアディティヤとプージャもまた、ともに働く同志だとのこと。
    デヴィカは彼らの支援もまた、行っているのだ。

    わたしのことは、デヴィカから話を聞いていたらしく、さまざまなコレクションの中から、最新のオーガニックコットンと天然染料によるサリーやストールを見せてくれた。

    午前中、SPRING RHYTHMのソナリから、天然染料はむしろ水を大量に使用するので環境によくないという話を聞いたばかり。浅薄なサステナブル志向は危険であるということは、手すき紙工房の「BLUECAT PAPER」を訪れたときにも痛感したこと。

    ゆえに、アディティヤにその点を聞いたところ、確かに天然染料で染める場合、水を大量に使うからこそ、少量ですむ技術を研究し、作ったのだという。故に、色がどうしても浅くなってしまうのだとか。

    なるほど、興味深い。そのあたり、詳細を取材したいものだ。

    アディティヤは日本の伝統的なテキスタイルにも強い関心を持っているようで、日本へ行くのが夢なのだという。

    不易流行。若き日印の職人たちをつなぐことができればと、実はロックダウンに入ってから思う機会が重なっている。

    徐々に実現したいとの思いを新たにする。

    さて、せっかくなので、気に入った一枚を購入することにした。サリーはもう山ほどあり、着尽くせないので、当分買うのはやめようと思っていたのだが、若い彼らががんばっている姿を見ていると、応援せずにはいられなくなる。

    鏡の前に立ち、その場で纏ったら、3人揃って「すごく似合います!」「サリーがとてもお似合いですね!」「毎日サリーを着たらいいのに!」と、目を輝かせてやったら褒めてくれる。

    非常に、いい気になる😸

    実は今日もこれから、サリーを着てお出かけだ。

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    SAREESのユニットも組んだことだし、今度こそ本気で、しばしばサリーを着ようと思うのだった。またしても、一過性の衝動になるかもしれないけれど。

    気軽に着れるよう、まずはほとんどが「パツパツ」となってしまったサリーのブラウスのお直しをしなければ。

    ちなみに写真のサリーが購入したもの。まだブラウスの共布がくっついたままなので、近々テイラーで仕立てる予定。パルー(ひらひらの部分)の素朴な刺繍やミラーワークもかわいい。

    わたしが選んだこのサリー。シシーラがデザインしたもので、実は朝、デヴィカが着ていたらしい。この写真を見たら彼女、きっと驚くに違いない。明日また再訪し、デヴィカに会うことにした。

    楽しみだ。

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    歳月に名前をつけるならば。今週は油性の極太マジックで「布とサリー」と記すだろう。裏写りするくらいの筆圧で。

    一昨日、昨日と、サリーに縁のある場所へ足を運んだ。そして今日は改めて、一昨日に訪れたAMBARAへ。敬愛する友、デヴィカに会うために。
    わずか1時間余りの間にも、インドのテキスタイルの歴史や伝統を教わり、若者らの話を聞き、日本とインドの縁を再確認し、その興味深さに圧倒される。

    忘れたくはない。きちんと学んでおきたい。書き留めておきたいことが多すぎて、脳味噌がいっぱいいっぱいだ。

    先日も記した通り、VAYATI WEAVESは、若者がデザインした、伝統的な手法のサリーのコレクション。伝統の中の斬新。あたり一面の、不易流行。勢いでまたしても2枚、購入してしまった。

    各地のテキスタイルの、それぞれのストーリーがまた味わい深く。「宇宙」という名のついたワークなどもあって引き込まれる。

    ……とランダムに書いては尽きないので、週末は記録を整理しようと思う。

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    一昨日、アディティヤが、日本の藍染と絣(かすり)に興味があると話していたので、数年前の一時帰国時に購入した久留米絣のジャケットを持参し、女性用だけど着てもらったところ……ものすごく喜んでいた。ちなみに彼が身につけているルンギもインドの絣。日印コラボの写真となった。

    みなが絣の着物を着ている、我が祖母の子供時代の写真なども見せたら、みな興味津々。

    日印を結ぶさまざまなアイデアが浮かんでは消える歳月。パンデミックにより世の有り様が変わる中、自分がやることも絞り込まねばと改めて思いつつ……。

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    🥻本日、着用しているサリーは6年前に購入した。タッサーシルクにポルカドットがかわいらしくてお気に入り。わたしが手に持っているのはダッカ・モスリンの木綿のサリー。夢のように柔らかく心地のよい織物。ダッカ・モスリンにまつわるストーリーも深く、英国統治時代の悲劇も重なる。

    伝統的な手法に若者のデザインを反映させたこのサリーに一目惚れし、買った。

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    この日の購入は一枚にとどめようと思っていたが、アディティヤがデザインしたこのサリーのデザインもまたすてきで、絞れずこちらも購入。もうこれからは、サリーを頻繁に着るのだとの決意とともに。🥻

    昨今ではサリーのブラウスもさまざまなデザインがあり、斬新な着こなしが楽しめる。ほとんどがパツパツになってしまった我がサリーのブラウス。これを機に少しずつ、快適で新しいデザインのブラウスに作り直そうと思う。

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    昨日は久しぶりにバンガロール東部郊外のホワイトフィールドのソナリの家へ。新居の椅子などのカヴァーに、彼女が経営するSpring Rhythmのファブリックを使いたいと思い、訪れたのだった。

    彼女と初めて出会ったのは10年以上前。バンガロール市内に店舗と工房があり、作業を見学させてもらったこともあった。一般的なハンドブリックに比して、色合いが落ち着いているせいか、日本人にも根強い人気がある。

    ロックダウンの少し前に市街の店舗を閉じ、予約制で自宅をショールームに移行したという。この「リアルな空間」が、とてもいい。お店もすてきだったが、こちらの方が「生活に取り入れている様子」がよくわかる。

    パンデミックを機に、仕事の仕方が完全に変わったという彼女。今までのようにあくせく動かず、リモートが可能なところは速やかに移行し、余裕ができた時間を有効活用する。本当に同感だ。

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    二人して、昨今のインドの若い世代の「仕事の早さ」と「創造性の豊かさ」「フレキシビリティ」についても話が及ぶ。彼女の31歳になる御子息も、AI関連の仕事をしているとのこと。そういう話になると、尽きず。

    彼女とは面識はあったものの、実は、話をするのは初めてのこと。若い頃は日本のソフィア(上智)に2年ほど在籍経験があり、1980年代にはムンバイの日系企業で勤務していたこともあるという。

    インテリアデザインなどさまざまな仕事を手掛けたあとに、このブランドを立ち上げた。自らデザインのコンセプトを考える。厚手から薄手まで、風合いのいい木綿に施されたプリントは、落ち着きがあって魅力的。

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    彼女はまた、IKEAとのコラボレーションで、同社の椅子やソファーにぴったりのカヴァーを作ってもいるという。すっぽりと被せるだけ、洗濯もしやすいのが魅力だ。

    ソファーカヴァーだけでなく、カーテンやスクリーンも、使いたくなってきた。諸々、要検討である。

    IKEAといえばスウェーデン。テーブルの上に置かれたガラスの花瓶に思わず見入る。30年前、スウェーデン南部のガラス王国(カラマルとベクショーに挟まれた一帯)をドライヴ取材した。そのときに訪れたガラス工房で、気に入って買ったワイングラスと同じ彩色の花瓶だったのだ。
    たちまち、妖精が住んでいても不思議ではないと思える、やわらかに麗しい田園風景が思い浮かぶ。

    彼女はスウェーデンにも住んでいた時期があったという。ガラスの話ひとつをとっても、思い出が尽きない。

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    新居のテーマは、我が人生のテーマともなっている「不易流行」。伝統と新しさを共存させながら、「真に」サステナブルに心地のよい空間を育もうと思っている。

    一隅には、日本の伝統工芸品などを少しずつ買い集めて展示し、インドの友人らに見せる、小さなミュージアムのようにできればとも思っている。
    パンデミックで諸々遅れてきたが、ゆっくり考える時間が与えられたというふうに、今は改めて、そう思う。

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    👜この写真は、数年前の一時帰国時、母に贈ったバッグ。

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    昨日は久しぶりにバンガロール東部郊外のホワイトフィールドのソナリの家へ。新居の椅子などのカヴァーに、彼女が経営するSpring Rhythmのファブリックを使いたいと思い、訪れたのだった。

    彼女と初めて出会ったのは10年以上前。バンガロール市内に店舗と工房があり、作業を見学させてもらったこともあった。一般的なハンドブリックに比して、色合いが落ち着いているせいか、日本人にも根強い人気がある。

    ロックダウンの少し前に市街の店舗を閉じ、予約制で自宅をショールームに移行したという。この「リアルな空間」が、とてもいい。お店もすてきだったが、こちらの方が「生活に取り入れている様子」がよくわかる。

    パンデミックを機に、仕事の仕方が完全に変わったという彼女。今までのようにあくせく動かず、リモートが可能なところは速やかに移行し、余裕ができた時間を有効活用する。本当に同感だ。

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    二人して、昨今のインドの若い世代の「仕事の早さ」と「創造性の豊かさ」「フレキシビリティ」についても話が及ぶ。彼女の31歳になる御子息も、AI関連の仕事をしているとのこと。そういう話になると、尽きず。

    彼女とは面識はあったものの、実は、話をするのは初めてのこと。若い頃は日本のソフィア(上智)に2年ほど在籍経験があり、1980年代にはムンバイの日系企業で勤務していたこともあるという。

    インテリアデザインなどさまざまな仕事を手掛けたあとに、このブランドを立ち上げた。自らデザインのコンセプトを考える。厚手から薄手まで、風合いのいい木綿に施されたプリントは、落ち着きがあって魅力的。

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    彼女はまた、IKEAとのコラボレーションで、同社の椅子やソファーにぴったりのカヴァーを作ってもいるという。すっぽりと被せるだけ、洗濯もしやすいのが魅力だ。

    ソファーカヴァーだけでなく、カーテンやスクリーンも、使いたくなってきた。諸々、要検討である。

    IKEAといえばスウェーデン。テーブルの上に置かれたガラスの花瓶に思わず見入る。30年前、スウェーデン南部のガラス王国(カラマルとベクショーに挟まれた一帯)をドライヴ取材した。そのときに訪れたガラス工房で、気に入って買ったワイングラスと同じ彩色の花瓶だったのだ。
    たちまち、妖精が住んでいても不思議ではないと思える、やわらかに麗しい田園風景が思い浮かぶ。

    彼女はスウェーデンにも住んでいた時期があったという。ガラスの話ひとつをとっても、思い出が尽きない。

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    新居のテーマは、我が人生のテーマともなっている「不易流行」。伝統と新しさを共存させながら、「真に」サステナブルに心地のよい空間を育もうと思っている。

    一隅には、日本の伝統工芸品などを少しずつ買い集めて展示し、インドの友人らに見せる、小さなミュージアムのようにできればとも思っている。
    パンデミックで諸々遅れてきたが、ゆっくり考える時間が与えられたというふうに、今は改めて、そう思う。

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    👜この写真は、数年前の一時帰国時、母に贈ったバッグ。

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    昨日、最後に訪れたのは、我が家への帰路にあるAMBARAというブティック。2000年に創業。古い個人宅を改装した店へは、わたしもバンガロール移住当初から折に触れて訪れてきた。

    インドの伝統的な手工芸のテキスタイルなどを販売するほか、不定期での展示会、NGOとのコラボレーションなどが開催されている。入り口の庭はナーサリーになっていて、ここでしばしば、庭用の鉢植えなどを購入している。

    昨日から今月末まで開催されているVAYATI WEAVESのテキスタイル展示会が開催されていることを、9年来の友人デヴィカを通して知ったので、初日の昨日、訪れたのだった。

    インドの職人による伝統的な手工芸を守り、彼らのライフを支援すべく、数十年に亘って活動を続けているアーティストのデヴィカ。9年前、カシミール手工芸を巡る旅にわたしを導いてくれたのもまた、彼女だ。

    以来、ミューズ・クリエイションのチャリティバザールには毎年出店してもらってきていたし、彼女が関わるDASTKARやA HUNDRED HANDSのバザールにも、わたしは必ず足を運び、都度、ブログにレポートしてきた。

    わたしがインドの手工芸を語る時、彼女の存在は不可欠なのだ。

    わたしがAMBARAに到着したとき、ちょうどデヴィカとは入れ違いだったらしい。VAYATI WEAVESの創始者である若きアントレプレナーのシシーラが2019年に立ち上げたというこのブランド。

    インド各地の「若き10人の職人起業家」の手がける作品を販売している。写真のアディティヤとプージャもまた、ともに働く同志だとのこと。
    デヴィカは彼らの支援もまた、行っているのだ。

    わたしのことは、デヴィカから話を聞いていたらしく、さまざまなコレクションの中から、最新のオーガニックコットンと天然染料によるサリーやストールを見せてくれた。

    午前中、SPRING RHYTHMのソナリから、天然染料はむしろ水を大量に使用するので環境によくないという話を聞いたばかり。浅薄なサステナブル志向は危険であるということは、手すき紙工房の「BLUECAT PAPER」を訪れたときにも痛感したこと。

    ゆえに、アディティヤにその点を聞いたところ、確かに天然染料で染める場合、水を大量に使うからこそ、少量ですむ技術を研究し、作ったのだという。故に、色がどうしても浅くなってしまうのだとか。

    なるほど、興味深い。そのあたり、詳細を取材したいものだ。

    アディティヤは日本の伝統的なテキスタイルにも強い関心を持っているようで、日本へ行くのが夢なのだという。

    不易流行。若き日印の職人たちをつなぐことができればと、実はロックダウンに入ってから思う機会が重なっている。

    徐々に実現したいとの思いを新たにする。

    さて、せっかくなので、気に入った一枚を購入することにした。サリーはもう山ほどあり、着尽くせないので、当分買うのはやめようと思っていたのだが、若い彼らががんばっている姿を見ていると、応援せずにはいられなくなる。

    鏡の前に立ち、その場で纏ったら、3人揃って「すごく似合います!」「サリーがとてもお似合いですね!」「毎日サリーを着たらいいのに!」と、目を輝かせてやったら褒めてくれる。

    非常に、いい気になる😸

    実は今日もこれから、サリーを着てお出かけだ。

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    SAREESのユニットも組んだことだし、今度こそ本気で、しばしばサリーを着ようと思うのだった。またしても、一過性の衝動になるかもしれないけれど。

    気軽に着れるよう、まずはほとんどが「パツパツ」となってしまったサリーのブラウスのお直しをしなければ。

    ちなみに写真のサリーが購入したもの。まだブラウスの共布がくっついたままなので、近々テイラーで仕立てる予定。パルー(ひらひらの部分)の素朴な刺繍やミラーワークもかわいい。

    わたしが選んだこのサリー。シシーラがデザインしたもので、実は朝、デヴィカが着ていたらしい。この写真を見たら彼女、きっと驚くに違いない。明日また再訪し、デヴィカに会うことにした。

    楽しみだ。

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    約5メートルの一枚布を巧みに身体に巻き付けて着こなす、シンプルながらも華やかなインドの民族衣裳、サリー。絹や綿、絹と綿の混紡など、布の種類にはじまり、織り、 染め、 刺繍、紋様など、産地や品質によって無限とも思える選択肢があるサリーは、インドの多様性を象徴するような衣類だ。

    20年前、デリーで結婚式を挙げるときに初めて着用したとき、わたしはインドのテキスタイル とサリーに心を奪われた。

    2005年にインドへ移住してからというもの、米国では「ジーンズにTシャツ」が定番だったわたしが、ことあるごとにサリーショップや展示会へ足を運び、気に入ったものを購入してきた。

    一方、サリーを着用する人たちは減少するトレンドで、結婚式や祝祭など「ハレの日」以外は、着用の機会が少ないのも事実。我がインドの友人たちも、ほとんどサリーを着ることがない。

    そんな中、『インドのテキスタイルとサリー講座』を不定期に開催し、ミューズ・クリエイションのメンバーたちをサリーのショッピングに案内したり、サリーを着てのランチ会などを実施してきた。

    伝統工芸の継承が困難と思える一方で、官民各種団体が、手工芸を守るべく活動も行っている。

    昨日は、友人のデヴィカに教わった若者起業家によるテキスタイル文化の潮流を紹介したが、今日は実際にサリーを愛好する女性たちが集ってのイヴェントに参加した。

    新居向けの家具を調達すべく、このところ何軒もの家具店を巡ってきたが、その中の一つ、Vermilion Houseのことは先日も記した。オーナーのウマとプルヴィによる催しだ。

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    インドのテキスタイルのプロモーター/キュレーターでもあるプラサド・ビダパ氏やYPOのメンバーでもある知人、ジョティカが登壇。

    その後、ヴィネイ(Vinay Narkar)による話を聞いた。マハラシュトラ州における伝統的なサリー、中でもナーグプルの「マラタ・コミュニティ」で受け継がれてきたサリーについての話であった。

    アジャンタ&エローラ遺跡の観光拠点の町、アウランガバードには、パイタニ(PAITHANI SILK)と呼ばれる、2000年以上の歴史を持つ有名なテキスタイルがある。パルー(ひらひらとたなびく部分)にクジャクが織り込まれているのが特徴だ。

    ヴィネイは、それ以外にも古来インドにはすばらしい手工芸が残されていたことを「研究」し、それを「再現」、「継承」するという試みを行なっている。
    中でもチャンドラカラ(Chandrakala)サリーについての説明が興味深かった。

    伝説、神話などの「書物」や、古くからの音楽の「歌詞」、あるいは「絵画」の描写から、古来のサリーの意匠を検証し、復元、復興させるのである。現存するヴィンテージ・サリーもまた。

    ナーグプルといえば、佐々井秀嶺上人がいらっしゃる南天龍宮。龍樹(ナーガルジュナ)とアンベードカルゆかりの土地。わたしが再訪を望んでいる場所でもある。今日、お話を聞いているうちにも、ナーグプルの工房をも訪れたいとの衝動に駆られる。

    ちなみに、文字が織り込まれたサリーは英国統治時代のチャンデーリー(Chanderi)サリーにも見られる。サンスクリット語で書かれた大地礼賛の歌(やがてタゴールによって読まれ、インドの国民的な歌となった)であるヴァンデ・マタラム(Vande Mataram)の文字が織り込まれたものなども。

    ……と、書きたいことは尽きぬ。サリーについてもまた別途、『深海ライブラリ』ブログなどに整理したいと思うがいつになることやら。

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    さて、わたしが本日着用しているのは、10年前にムンバイのサリー専門店で購入したバラナシ・シルクのサリーだ。

    会う人、会う人、褒めてくださってうれしい。これは動物の柄が珍しい上、ほかに見ないものだったこともあり購入した。

    インドに生息する象や孔雀、虎、オウムなどの動物がモチーフになっていて、とてもかわいらしいうえ、適度な厚みがある一方で涼しく軽やか、着心地がとてもいいのだ。

    その後、会場では商品(作品)の販売会となる。かなりの混沌ぶりにつき、わたしは購入を控えたが、別の機会に、黒地(夜空)に星と月が織り込まれたサリーを選びたいと思う。

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    ◉ヴィネイ(Vinay Narkar)に関する記事
    ➡︎https://www.thehindu.com/life-and-style/fashion/vinay-narkar-revives-two-traditional-weaves-of-maharshtra-that-had-faded-into-oblivion/article33058520.ece

    ◉チャンドラカラ(Chandrakala)サリーについての日本語記事もあるサイト
    ➡︎https://artsandculture.google.com/exhibit/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%92%E8%B1%A1%E5%BE%B4%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%97%E3%80%81%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AE-15-%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-chhatrapati-shivaji-maharaj-vastu-sangrahalaya/YwIiJhNY4glTLQ?hl=ja

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    ◉プラサド・ビダパ氏/バンガロール拠点のファッションスタイリスト、テキスタイルのキュレーター
    ➡︎https://en.wikipedia.org/wiki/Prasad_Bidapa

    🇮🇳魅惑のヴィンテージ。インド古来の美を映す、麗しき家具や伝統刺繍に嘆息。
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/08/vermilion.html

    🇮🇳ムンバイにて「ワクワク動物ランド」なサリーを購入した時の記録(2011年)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2011/2011/07/mumbai.html

    🇮🇳[Ajanta]1500年以上を遡る旅。石窟内に広がる仏教世界へ。(2011年)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2011/2011/02/ajanta.html

    🇮🇳[ELLORA] 岩山に刻み込まれた、三つの宗教のかたち。(2011年)
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2011/2011/02/ellora.html