不易流行 〜インドのファッション&ビューティ〜

FASHION & BEAUTY in INDIA/インドの多様性を映す民族衣装サリー情報をはじめ、昨今のファッションやジュエリー、コスメティクスのトレンドをご紹介。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    先日、ムンバイで購入したサリーの本。Saris Tradition and Beyond. どっしりと重量感のある「サリーのガイドブック」のような一冊です。

    全28州からなるインドでは、各地でサリーが作られていますが、この本では、ケララ州、カルナタカ州、マハラシュトラ州、グジャラト州、オリッサ州、ウエストベンガル州など、12州で作られる伝統的なサリーが紹介されています。

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    冒頭では、サリーの概要に始まり、サリーの構造、測り方、畳み方などが図解でわかりやすく説明されています。

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    まずは、わたしが暮らすバンガロールがあるカルナタカ州を開いてみましょう。

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    州の地図には、各地で作られるサリーの特徴が記されています。木綿、絹など素材にはじまり、織り、染め、刺繍などの特徴、布の目の細かさなどが、ピクトグラムで記されています。

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    カルナタカ州にはマイソールと呼ばれる古都があり、シルクの産地としても有名です。またマイソールはサンダルウッド(白檀)の産地としても知られています。
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    サリーには、地方によってさまざまに異なる着用法があります。わたしはオーソドックスな2種類しか着付けたことがありませんが、この図を見ていると、実にさまざまなスタイルがあることを知り、驚かされました。

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    こちらはウッタル・プラデシュ州のページ。ラクナウという土地はチカン刺繍と呼ばれる刺繍工芸が盛んで、サリーやサルワールカミーズなど、さまざまな布製品に刺繍が施されています。

    この写真は、刺繍のモチーフです。草木や花、葉、ペイズリー柄などがよく見られます。

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    こちらはアンドラ・プラデシュ州のサリー。シルク地に金糸が織り込まれています。

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    グジャラト州では多様な製法のサリーが見られますが、中でも「バンダーニ」と呼ばれる絞りのサリーは、個人的にとても気に入っています。絞りの目が非常に細かい、高品質なものが魅力的です。
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    ご紹介しているときりがないので、この辺にしておきましょう。この一冊がそばにあるだけで、サリーがより身近になったような気がします。

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    ■Saris Tradition and Beyond. (Roli Books)

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    今日は、バンガロールに暮らす義姉スジャータに招かれて、義姉夫妻が暮らすIIS(インド科学大学院)キャンパスを訪れました。

    スジャータの夫、ラグヴァン博士が教鞭をとっているこの大学院。緑に満ちあふれ、「ガーデンシティ」と呼ばれていた昔日のバンガロールが、そのままに残っています。

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    彼らの家の前には、ジャックフルーツの大樹があり、いくつもの実を付けていました。南国の木々や植物が至るところに見られるキャンパスの話は、また別の機会に譲るとして……今日は「サリー即売会」の話題です。

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    デリーに暮らす親戚からの紹介で、バングラデシュのダッカからはるばるバンガロールへやってきたサリー商人。一族が手作業で作り上げる伝統的なサリーを、行商しているのです。

    バングラデシュは、インドの北東部に位置するイスラム教国。コルカタ(カルカッタ)のある西ベンガル地方と同じベンガル語圏です。

    1947年、インドが英国から独立した際、バングラデシュは、パキスタンと同様イスラム教徒が多かったことから、現在のパキスタンと同じ国の、「東パキスタン」とされていました。

    しかし、その後の独立運動を経て、1971年にバングラデシュとして独立しました。

    さて、国は違えど、女性たちが身につける伝統衣裳、サリーはインドと同じ。デザインも西ベンガル地方のものと類似しているようです。

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    スジャータ曰く、バングラデシュのサリーは、非常に精緻な織りで、「透けた仕上がり」を特徴とした、独特の手法で織られているのだとか。

    絹、綿、両方がありますが、いずれも、軽くて独特の質感です。たとえばこの黒の絹と金糸で織られたサリー。

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    広げてみると、このように透けて見えます。もっともサリーはペチコートの上からぐるぐるに巻くため、透けて見える部分は腹部のあたりだけで、特に問題はありません。

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    伝統的な意匠とのことですが、見慣れない大振りのペイズリー柄が、むしろ斬新に見えます。これまで無数のサリーを目にしてきましたが、見るたびに「新しく」「初めて」の柄に遭遇するわけで、実に無限世界です。

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    色遣いもまた、無限。シンプルに同系色もあれば、思いがけない色の組み合わせも見られます。このようなピンクは、日本人には、というかわたしには、とても難しいのですが、スジャータが合わせたら、よく似合いました。

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    写真ではわかりにくいのですが、この白地に金糸のサリー。とてもエレガントで気に入ったのですが、金糸が少々鋭く、肌にちくちくとするので断念。どんなにすてきでも、少しでも着心地が悪いと着用の頻度が低くなります。

    まずは「着心地のよいもの」が優先です。

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    これもまた、伝統的なデザイン。約5メートルの一枚布の、パルーと呼ばれる端の部分のデザインです。身体に巻き付けた後、最後に肩から垂らす部分で、「サリーの華」にあたります。

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    次から次へと広げられるサリー。気に入ったものは、横においておき、あとでまとめて鏡の前で合わせてみます。それにしても、「好き」「嫌い」「似合う」「似合わない」を決めることの難しさ。

    自分では「似合わない」と思っていても、周囲から勧められて合わせてみると、意外によかったりもします。とはいえ……。

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    「ミホ、これかわいいよ! どう?」 と、夫が勧めるこの小鳥柄は、ちょっと着こなす自信がありません。小鳥なのに、でかすぎ! というものです。

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    これも夫のお勧め。グリーン系のサリーは着たことがないのですが、合わせてみるとなかなかにすてきです。軽くて着心地もよく、気に入りました。

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    重厚感のある伝統的なサリーもすてきでしたが、「いつ着るか」を考えると、着用機会が少なそうなので、選びませんでした。

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    スジャータの友人女性も訪れ、3人で、あれでもない、これでもないと、布の海を泳ぐように。

    男性陣も、半ば「やれやれ」の顔を見せつつも、妻のサリー選びに付き合ってくれます。

    ちなみに「出会って以来、一度たりとも喧嘩をしたことがない」という、すばらしいを通り越して気味が悪いほど仲が良いスジャータとラグヴァン。

    ラグヴァンだけは、非常に積極的に、スジャータをサポートしています。

    「これと同じようなの、持ってるからこっちの方がいいよ」とか、「このタイプは君の肌色に合うよ」とか、具体的なアドヴァイスも効いています。

    ランチ前に30分ほど立ち寄って……と思っていたのですが、気がつけば2時間も過ごしていました。これにはスジャータもわたしもびっくり。お腹が空くのも忘れて、サリー選びに熱中していました。

    最終的には、わたしは2枚、スジャータは3枚、購入しました。後日、ブラウスを仕立てて着用したところを、改めてご紹介したいと思います。

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    西日本新聞に毎月連載しているのコラム『激変するインド』の、写真が3年以上前のものとなってしまったので、来月から差し替えてもらうべく、新しい写真を撮影しました。

    写真館で撮影しました……と言いたいところですが、今朝、自宅で自己撮影したものです。

    先日ドバイ空港で購入した日本製のデジタルカメラ。「美肌モード」というのがついていて、「これは詐欺だな」と思いつつも、力一杯、愛用している昨今。

    聞けば、今時の日本製デジタルカメラには、たいてい付いている機能なんですってね。知りませんでした。そうであれば、「ずるをしている」と罪悪感を覚えることもなさそうです。

    さて、朝の自然光を利用しようと、外出前、しかし着ていかない服を着て、ドライヤーで髪を整え、三脚を用意し、デジタルカメラをセット。

    「10秒タイマー」を利用して、自己撮影すること数十回!!

    「写りのいい一枚」を撮ることの難しさ。だんだん顔が強ばってきます。しかも普段よりも蒸し暑い今朝。しまいには汗だくになりながらの撮影でしたが、なんとか「実力以上」を数枚、写すことができました。

    最先端のデジタルカメラでも、さすがに二の腕の太さまでは調整してくれませんでしたが、こればかりは仕方ありませんね。

    ちなみに新聞には「顔部分」だけが切り取られるはずで(しかもモノクロ)、張り切って身に付けているジュエリーは入らないとわかっていつつも、一応、身に付けました。

    この二連のパールネックレスとイアリングは、2年前の誕生日に夫が買ってくれたもの。インドでは、金銀宝石類だけでなく、真珠もまた種類も豊富に、廉価で入手することができるのです。

    南インドにハイダラバードという都市があります。今ではIT関連のビジネスも盛んな商業都市の側面を持ちますが、ここは古くからムスリム(イスラム教徒)が多く住まう地区で、同時に真珠の集散地としても知られています。

    内陸部に位置するハイダラバード。ここで真珠がとれるわけではないのですが、世界各国の真珠がここに集められ、洗浄、加工されているとのこと。

    ハイダラバードはまた、ダイヤモンドでも有名な場所です。今でこそ、インドで産出はされていませんが、ダイヤモンドは約5000年前に、ハイダラバードのゴルコンダという場所で発見されたのが最初だそうです。

    以来、インドは18~19世紀に、南アフリカやブラジルでダイヤモンドの鉱脈が発見されるまで、唯一のダイヤモンド産出国だったとのこと。

    エリザベス2世の王冠に輝く巨大なダイヤモンドも、かつてこの地で採掘されたものだそうです。

    さて、ダイヤモンドの話はまた別の機会に譲るとして、真珠。

    数年前、夫の出張に伴いハイダラバードを訪れた際、その真珠製品の種類の豊富さとお手頃な値段に感動しました。

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    店では、真珠が無造作に、ジャラジャラと置かれています。品質はピンからキリまで。これらは、「そこそこ」の品質のようですが、それにしてもこの扱い。ダイナミックというか、雑です。

    好みの大きさの真珠を、好みの長さにしてオリジナルを作ってもらうこともできます。

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    店の一画では、職人さんがせっせとネックレスを作っています。非常に「インド的」な光景です。

    店の兄さんによると、真珠選びのポイントは、

    ・サイズ:大きい方が高級
    ・形:球体、楕円、半円などがあるが、きれいな球体(まんまる)が高級
    ・色:透き通って、色合いが均一な物が高級

    とのことで、その他、傷の有無や色の深み、光沢なども大切だとのことです。

    つまりは、平べったかったり、形が悪いものは、廉価で入手できるとのことなのです。

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    このときは、シンプルなイアリングを購入しようと思っていたのですが、1つ、100ルピーとあります。100ルピー?! 200円?!!

    確かに、これもまた「雪見だいふく」的に平べったいイアリングですが、それにしても安すぎて、「本物?」と疑り深くなってしまいます。

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    これらは真珠貝。一つの貝からは、大小さまざまな、形もばらつきのある真珠が40個ほどとれるそうです。そう聞くと、形が悪いものが安いというのは納得できるのですが、

    「偽物と本物はどうやって見比べるの?」

    それでもしつこく尋ねるわたしに、兄さんはカッターナイフを取り出して、商品の表面をガジガジと削り始めるではありませんか!

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    インドの商売人とは、こういう「体当たり」なセールスが好きなようで、お客であるこちらの方が「もういいから!」と、慌てさせられます。

    それはそうと、本物の真珠は削っても傷がつかず、光沢はそのままなのだとか。

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    「ほれ」

    と見せられても、プチ老眼な身の上。なにがなんだかわかりません。というか、こうなったら、それがたとえ「偽物」だったとしても、200円は破格値です。見た目が気に入ればそれでいいや、という話です。

    日本では、御木本幸吉氏によって開発された養殖真珠の、ともかくは「まんまる」な球体が「真珠としてあるべき形」と捉えられているがゆえ、半円や楕円は、「まがいもの」に見えてしまうのですが、イアリングなら、むしろ雪見だいふくの方が、おさまりがよいというもの。

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    ちなみに真珠は100g単位で値段が決められているとのこと。上の写真は、重量を測定しているところです。

    写真にあるような小振りの真珠だと、1gあたり150ルピー程度でしたが、大粒の場合は、400ルピー、500ルピーと、値段も上がります。あくまでも数年前のデータですので、今はまた価格が変動しているかもしれませんが、いずれにせよ、リーズナブルです。

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    どうです? インド。いいことばかり書いていると、本当にいい国のように思われてしまいそうでいけません。とはいえ、魅力は本当に尽きないのです。

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    高級ホテルの真珠専門店には、タヒチ産の高級黒真珠ネックレスなども見られました。これらはさすがに「いいお値段」でしたが、他国に比べれば、かなりお手頃だと思われます。

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    インド・テイストの派手なネックレスもありました。

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    ちなみに、ハイダラバードの旅の記録については、以前、「ビリヤニ(インド式炊き込みご飯)」を紹介した時にもリンクを載せておきましたが、改めて以下に記しておきます。

    どうぞ、ご覧ください。

    ■ハイダラバードで小さな旅 (←Click!)

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    火曜日に注文しておいたムーンストーンの指輪が、金曜日にはもう、でき上がっていました。極めてシンプルな、想像通りの仕上がりです。

    イアリングもまたシンプルですが、着け心地がほどよく、これもまた気に入りました。

    ムーンストーンは、本当はもう一回り、大きめの石を選んでいたのですが、店の人から、

    「それでは、大きすぎますよ。セッティングするとより大きくみえますから、一回り小さめを選んだ方がいいです」

    とアドヴァイスを受けたので、従ったのですが、まさに彼の言う通りでした。

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    時々、参考にしている本、「クリスタルバイブル」によると、ムーンストーンは「新しい始まり」の石だとのこと。

    その他

    ・感情を鎮める
    ・直感と共感を高める
    ・心霊能力を高める
    ・情緒の安定を促す……

    といった作用もあるとのこと。

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    ジェム・ストーンには、装飾品としてだけではない、パワーを持つ石という意味においても、本当に興味深いものです。

    あと少し残っている、しかし身につけることのないジュエリーを発掘し、また別の指輪を作ってもらおうと思います。

    この次は、ちょっとデコラティヴな「ヴィクトリアン・スタイル」にしてみようと思います。

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    2カ月ぶりのムンバイです。飛行機を降り立った途端、ムッとする熱気に包まれます。これぞ、インドの夏です。

    熱風に辟易しながらも、しかし昨年末までの2年間はこの地で暮らしていたので、バンガロールにいるときとはまた違った感じの、「なじみの街」という打ち解けた気分にもさせられます。

    前回同様、マラバーヒル・クラブにチェックインしたあと、夫は仕事に、わたしはまず「歯科医」を訪れ、治療の続き。そのあとは、コラバにあるホテル、The Taj Mahal Palaceへと向かいます。

    目的は書店と、宝飾品店訪問。まずは書店へ。以前から欲しかったサリーの専門書を見つけたので購入。サリーの本についてはまた後日触れるとして……。

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    宝飾品店へ向かう前に、ジュエリー関連の本をあれこれとめくります。ジュエリーのデザインに関するアイデアを仕入れておきたかったのです。

    というのも、今日、宝飾品店を訪れる目的は、使うことのない古い金(ゴールド)を再利用して新たな指輪を作ること、だったからです。

    インドでは一般的ですが、わたしにとっては初めての試みなので、シンプルなデザインから試してみようと思ったのですが、書物にあるものはいずれも派手。単なる目の保養にとどめました。

    母方の祖母から遠い昔もらっていた金の指輪を溶かして台にし、大振りの半貴石(セミプレシャスストーン)を付けるというアイデアはあったのですが、石の種類はその場の雰囲気で決めようと思っていました。

    ざっとその場に並んでいる既製の指輪を眺めていたところ、今日はムーンストーンが目に飛び込んできました。

    半貴石の中でも、ムーンストーンは決して高価ではない、手ごろな石。インドでは廉価で入手できます。

    一番上の写真がそれ。無造作に紙に包んである石を、店の人が取り出して見せてくれます。まるでビー玉でも扱うようなカジュアルさ。

    埃っぽい台の上に広げてくれたものから、コンディションを確認します。石の表情はもちろん、サイズや厚み、丸み、それぞれに異なります。

    店の人のアドヴァイスを仰ぎながら、「雪見だいふく」のような形の1つを選びました。

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    祖母からもらっていた指輪は、もったりとしていて着け心地も悪く、デザインも好みに合いません。しかし、形見のつもりで保管していましたが、使わないのはもったいないと思ったのです。

    「これを溶かして作ってくれるんですよね」

    と尋ねれば、実はインドでは一般的に、「ゴールドは買い取るが、作る時には別の素材で作る」とのこと。それでは、「祖母の指輪を作り直した」とは言えません。

    本音を言えば、この際、たいしたこだわりはないのですが、ともあれ祖母の形見だと伝えたところ、

    「そんな思い出の指輪なら大切でしょうから、なんとかこの指輪を溶かして作ることにしましょう」

    と言ってくれます。こうなると嘘も方便。気分の問題ですが、ともかくそうしてもらうことにしました。

    台座は、既製のものの中から好みのデザインを選び、細かい少々リクエストを添えて注文しました。

    結局は、ゴールドの重量がかなりあったので、ムーンストーン代、加工費も入れてプラスマイナスゼロ。感覚としては「物々交換」です。

    指輪は金曜には仕上がるというので、バンガロールに戻る前に立ち寄ることにしました。

    店を出ようと立ち上がったら……、目に飛び込んできた、ディスプレイされているゴールドのイアリング。

    シルヴァーよりもゴールドの方が肌に合うため、最近では数少ないゴールドのイアリングを使い回していたのですが、その使い回しに加えたい、スポーティーなファッションにも似合いそうなシンプルなものです。

    試してみると、非常にいい感じ。

    祖母の指輪の他に、いくつかの古いゴールドを持ってきていたので、それらとの交換が可能か尋ねてみたところ……。

    結論からいうと、祖母の形見の指輪は、取り合えずわたしの手元に戻し、古いブレスレットと交換することにしました。

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    このブレスレットは、1995年にバンコクで購入したもの。

    自分で買った初めてのゴールドだったので、思い入れがないわけではないのですが、細工が細かすぎて一部が壊れており、修復不可能。もう十年近く身に付けていません。

    バングルは、いつも付けている義母の形見で十分なので、これも「お蔵入り状態」だったのです。

    重量が少々足りないとのことなので、さらに、いつ誰からもらったのかもわからない、果たしてゴールドかどうかさえ定かでない指輪を2つを追加します。

    「どこにも刻印がありませんね。本当にゴールドですか?」

    と、拡大鏡越しに指輪を見ながら店の人。

    「さあ~。どうなんでしょうか。よくわかりませんけど、多分ゴールドですよ」

    〈銅だったらどうしよう〉

    などとくだらんシャレを心でつぶやきつつ、わたしもわたしで、いい加減なものです。結局、そのゴールドかなんだかわからないものも、引き取られました。

    結果的には、ゴールドのブレスレットとよくわからない指輪2つが、ムーンストーンの指輪とゴールドのイアリングに生まれ変わりました。

    売る方も、買う方も、厳密さを欠いた、インドならではの「ノープロブレム」の姿勢があればこその、小さな取り引き。

    いずれにしても、眠っていたものが目覚めるのであれば、それはうれしいこと。

    出来上がりはまた改めて、ここでご紹介します。

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    敢えてモノクロにしてみたのは、この光景に植田正治の写真(砂丘シリーズ)にあるような空気を見つけたからだ。何をするでもなく、等間隔で立ち尽くす5人の男。

    植田正治のそのような写真は、もちろん「作り込まれて」いるものだが、インドの光景は、もちろん違う。ありのまま、だ。夕暮れの工事現場で。その高見で。5人の男たちは、ぼんやりと立っている。

    06UEDA00 休憩時間なのか。

    やる気がないのか。

    黄昏れているのか。

    そのあたりだけ、時間がとまっているのか。

    mist

    どこに視線を移しても、人が入り込む。

    ひたすらに、人々がうごめくインドの街路は。

    視界の一部に焦点を当てれば、そこには独特の、独自の時間の存在が認められる。本当に、尽きない国だと思う。■植田正治事務所(←Click)

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    ところで本日夜。ホテル、Leela Palace主催、印日商工会議所協賛で「ジャパン・イヴニング」という催しがあった。

    ホテルに隣接するショッピングアーケードのイヴェントフロアで、茶道や歌、踊りなどが披露された。

    主には日本人駐在員夫人からなる「さくら会」の会員の参加により、着物姿も華やかで、会場は「日本的ムード」となったが、イヴェントの仕切りがたいそうインドらしく、式次第は気分次第

    日本人の参加者は当然ながら早めに集合して準備をしているのだが、主催者側は開始の時間になっても現れないなど、あまりにも「予想通りの展開」である。

    05japan03 わたしはと言えば、着物を着たかった。

    浴衣なら自分で着られる。

    しかし、クローゼットから取り出して羽織ってみるに……。

    みすぼらしい。古くさい。

    なにしろ購入したのは高校のとき。遡れば……、いや遡るのさえ面倒なくらい、古い。

    こんなものを着るくらいならインドに嫁いだ身。サリーを着るべし。ということで今夜もサリーだ。しかも今日は書道のコーナーでお手伝いをするので、万一のことを考えて黒にした。

    05japan01というわけで今夜もまた黒の絞りサリー。

    このサリー。なにかと登場頻度が高い。

    ピンク&オレンジの絞りはまだ一度しか着ていないのに。

    さておき、インドのサリーに負けないくらいの、派手な着物を一着は用意しておきたいものである。

    しかし、着物のサイトなどを見るに、インドの派手な色柄に慣れてしまっているせいか、どうにも地味に見えて仕方がない。

    花魁が着ている、ああいう派手な着物じゃないと太刀打ちでぬ、とさえ思う。いや、太刀打つ必要もないのだが。

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    ところで上の写真は、学生と思しき若いインド人女性たちによる「花笠音頭」である。浴衣姿で、フットワークも軽やかに、楽しげに花笠音頭を舞う彼女ら。

    すでに日本から離れ、どこか別の国の、別の踊りのようにすら思える。それもそのはず。

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    浴衣のふりした、チャイナドレスのお嬢さん、発見! しかも裾が翻るたびに、下に履いているジーンズが見えている。すでに日本からはほど遠く、しかし、かわいらいいのでノープロブレムだ。

    05japanmi 書道のコーナーでは、紙に参加者の名前を書いたりしてプレゼントをした。

    欧米人の名前に比べると、インド人の名前は漢字にしやすい。あてはめるのもまた、楽しい。

    羅毘(ラヴィ)
    阿修意爾(アシュイニ)
    安寿(アンジュ)
    安爾那(アンジナ)
    露伴(ロハン)
    羅紅珠彌(ラクシュミ)
    真賓虎(マヒンドラ)
    燦祇陀(サンギータ)
    亜流潤(アルジュン)
    蘇那莉(ソナリ)

    ある種、暴走族風だが、ある種、仏教世界的でもある。

    書道具が用意されていたが、筆が傷んでいたのに加え、これまた遡るのも面倒なほど、久しく書道をしていないので、うまく書けない。途中から持参の筆ペンを使用。

    やはり筆は、きちんとしたものがよい。「弘法筆を選ばず」という言葉があるが、彼自身は非常に筆に拘りのある人だったと聞く。

    さておき、着物に並んで、次回の帰国時は、書道具も新調しようと思う。そしてたまには写経などしてみようとも思うのだ。

    その後は、参加した方々数名と夕食を共にして帰宅したのだった。あれこれ書きたいことはあるが、仕事が山積の昨今。そろそろ作業へ戻ろうと思う。

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    インド発、元気なキレイを目指す日々shine(←Click)

    ■美味! ケララ州のシーフード定食
    ■宵の明星眺めつつ、空飛ぶ家路。
    ■100%ハーバルな食器洗い洗剤を発見!

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    インドの北部、たとえば首都デリーなどは、冬になると非常に寒くなりますが、ムンバイやバンガロールなどは年間を通して暑く、つまり「サンダル」は生活に不可欠な履き物です。

    インドでは「チャッパル」と呼ばれるサンダル。さまざまなタイプがありますが、上の写真のチャッパルは、伝統的なデザインを若干、モダンにアレンジしたもの。一昨日、南ムンバイのホテル、タージマハル・パレスにあるJOY SHOESで購入しました。

    コラプリKolhapuriと呼ばれるこのサンダル。ここムンバイを擁するマハラシュトラ州の、コラプールという町とその界隈で作られている伝統的な手作りの革製品です。

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    ご覧の通り、JOY SHOESで売られているコラプリは、ヒールがついているなど現代風にアレンジされていますが、そもそもは平底が伝統的なデザイン。釘などを一切使わず、皮革と糸だけで作られている素朴さが魅力です。

    伝統的なデザインのコラプリは、こちらのサイトに写真がありますので、ご興味のある方はどうぞ。

    実は最近、足の裏が乾燥しやすく、荒れが気になる箇所があったため、昨年末、アーユルヴェーダ道場へ滞在した際、ドクターに相談しました。

    そのときは、世界的に流行している某メーカーの軽くて歩きやすいサンダルを履いていたのですが、「そのようなサンダルは、ケミカルを含有している可能性がある。皮革製のほうが肌によい」と言われたのです。

    そのとき、「革のサンダルならコラプリだ」と思い、できればある程度ヒールのある歩きやすいものをと、この店のものを買い求めることにしたのでした。

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    失礼ながら、履いた雰囲気を見ていただくために足もとの写真を。部屋履き用を買うつもりが、履いてみるとなかなかにかわいらしく、白とシルヴァーを買いました。本当はゴールドが欲しかったのですが、品切れでした。

    現在「爪の健康のため」、エナメルを塗っていませんが、赤やピンクなど、鮮やかな色合いのネイルが似合いそうです。

    ところで、JOY SHOESは創業65年をこえる、ムンバイ富裕層の御用達靴店。男性用は一部、イタリア製の靴もおいてありますが、ほとんどがこの店オリジナルの革製手作り靴。とはいえ、先進国よりの手作り革靴に比べれば、非常にリーズナブルな値段です。

    女性用のサンダルも豊富。シンプルで履きやすいものもあれば、スワロフスキーのクリスタルが散りばめられた、きらきらと美しいものもあります。

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    これも以前ここで購入したもの。すでに履き込んでおり、少々見苦しい写真ですが、ともあれ肌触りがよく、履き心地がよいのが魅力です。

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    こちらは、つい先日購入した夫のサンダル。やはり男性用も軽くて履きやすいようで、彼も非常に気に入っています。黒、ベージュ、ブラウンと、色も数種類ありました。

    ちなみにJOYS SHOESは、インドで最も有名な画家の一人であるM.F.フセインがしばしば訪れたことでも知られています。入り口には、よく裸足で歩いているらしい彼の足型があり、店の袋にも、彼の描いた馬があしらわれています。

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    靴だけでなく、ジュエリーケースやちょっとしたバッグなども売られています。上の赤いバッグもここで購入しました。

    ムンバイの、わがお気に入りの店のご紹介でした。

  • 20100205124146_0

    南デリーにあるインドで最もラグジュリアスなショッピングモール、DLFエンポリオ。

    2009年にオープンしたこのモール。エントランスには高級車が乗り付け、富裕層の姿が見られます。海外の高級ブランドのブティックが一堂に介し、混沌としたインドの市井の風景とは別世界です。

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    わたし自身は、欧米の高級ブランドにはさほど興味はないため、軽くショーウィンドーを眺めるにとどめ、上階へ向かいます。

    上階にはインドデザイナーズ・ブランドやジュエリーショップなど、インドならではの店舗が並んでいるのです。

    今日はいくつかのブティックで、今まで目にしたことがないほどの見事な刺繍製品を見ることができました。

    ひとつはSUREKHA JAINというブティック。ムスリム(イスラム教徒)の伝統的な技術をいかした刺繍が施されたジャケットやドレスが並びます。ブティックはここだけで、ウェブサイトもカタログもないとのこと。撮影も憚られることから、ご紹介できないのが残念です。

    花や植物をモチーフに、カラフルな刺繍糸に加え、金糸銀糸もきらびやかに、ため息の出る美しさが目の前に広がります。どれも著しく高価ですが、その手作業を考えれば納得です。

    次に訪れたのは、インド・デザイナーズでもっとも有名なブランドのひとつ、TARUN TAHIRIANI。彼のデザインする刺繍入りのパシュミナが、また見事でした。精緻の極み、ともいうべく刺繍がぎっしりと施されています。

    一人の職人が4、5年かけて仕上げた一枚だといいます。そういう作品(もはや商品とは呼べない)を、手で触れ、しみじみと眺められるだけでも楽しいものです。もちろん店では、「買うつもりで吟味している」という雰囲気を保つことが大切です。

    さて、最後に訪れたドバイ拠点の店、MIRIでは、見事な刺繍に興味を示し、カタログの所在を尋ねたわたしに、マネージャーが「写真を撮っていいですよ」と言ってくれたので、撮影させてもらいました。

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    インドでは、商品をコピーされるおそれがあることから、写真撮影は禁止されている場合が多いので、写真を撮ってもいいと言ってくれるのには驚きました。彼曰く、

    「これは、誰にも真似できませんから」とのこと。おっしゃる通りだと納得します。

    その薄さから「ペーパーワーク」と呼ばれるそれは、ぎっしり刺繍されているにも関わらず、軽く、しなやかです。

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    ご覧の通り、裏面(写真左側)の処理も丁寧で、本当に見事な一枚です。手に取って肌触りを確認したり、羽織ってみたりして、品質を確かめます。

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    ストールとしてではなく、額に入れて壁に飾ってもいいくらいです。日本円にして数十万円。アートだと思えば、決して高くはありません。

    このほか、この店には「カーペット作りの手法を生かしたストール」などもあり、いずれも見事な作品ばかりでした。

    無数にあるインド手工芸の美。ごくごく一部しかご紹介できないのが残念なほどです。

  • 20100203013238_0

    インドの首都ニューデリーの、夫の実家に来ています。夫の出張に伴い、いつものことながら、ついてきたのです。

    日本の約9倍の国土を持つインド。年中暑い国だと思われそうですがさにあらず。北はヒマラヤ山麓の極寒地もあり、季節にめりはりのある地域も少なくありません。

    北インドに位置するニューデリーもまた、暑さ寒さが極端な土地。12月から1月にかけては、濃霧と寒さに包まれます。

    先週までは霧のためにフライトがしばしば遅れていたようですが、2月に入ったせいか、今日は霧もなく、フライトの遅れもなく、寒さもさほどではなく、安心しました。

    今朝、荷造りの際に、ムンバイやバンガロールでは使うことのない冬の衣類を、クローゼットから引っ張り出し、スーツケースに詰め込む前に、しばらく外に干しました。

    写真は、ストール類です。黒地のカシミアに、カラフルな刺繍が施されたカシミール地方のストールは、インドでよく見られる手工芸品のひとつです。

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    これは、インドに移住前の2003年、デリーにある国営の土産物店で購入しました。当時はまだ、あれこれと見比べる審美眼が備わっていませんでしたが、今でも気に入って使っており、なかなかにいい柄を見つけたと思っています。

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    こちらは、やはり移住前の2004年に購入したもの。シンプルな黒いコートなどにもよく合い、米国に住んでいたころも、友人らから好評でした。遠目に見ると刺繍とは思われず、どことなく「ヴェルサーチのスカーフ?」な雰囲気です。

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    これは義理の両親が数年前にプレゼントしてくれたもの。ストール全体にびっしりと刺繍がほどこされていて、重量感があります。

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    これらは、カジュアルなスカーフ類。左端のヒョウ柄は、ニューヨーク在住時にマンハッタンの土産物屋で購入した古いもの。「パシュミナ」として売られていましたが、単なるウールです。

    単なるウールのせいか、洗濯機に放り込んで洗えるし、飛行機に乗るときなど適当に丸めて荷物に詰め込めるなど、雑に扱っても気にならず、実は重宝しています。

    真ん中のKENZO風は、ムンバイで購入したもの。これもまたカシミール地方のものです。インドではほとんど身に付ける機会がないのですが、海外旅行の際に伴います。

    右端の茜色は、パシュミナとシルクの混紡。パシュミナ100%に比べると安価ですが、光沢があり、色も鮮やかなものがさまざまにあり、やはり気軽に使えることから重宝しています。

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    これは、肌触りがよく、軽く、温かく、ふわふわで、包まれると幸せ〜な気持ちになるパシュミナ100%のストールです。色の選択肢は限られていますが、そんなことは気にならないほどの心地よさです。

    このようなパシュミナは、天然素材のシャンプーでやさしく手洗いをして、陰干しをするのがいいのだとか。軽いので持ち運びにも便利。本当に重宝する一枚です。寒い場所に赴くときには、必ず携行しています。

    なお、パシュミナについては、その定義の曖昧さも含め、かつて個人ブログの詳しく記しています。どうぞ下記↓をご覧ください。

    ■カシミールの山岳地帯に思いを馳せつつ、パシュミナストールを求める。(←Click)

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    パシュミナヤギのご近影。

  • 20100201023507_0

    インドでは、女性だけでなく、男性も同様にテイラーを日常的に利用します。シャツやパンツ、スーツなどは、自分のサイズに合ったものを仕立てるのは一般的なことです。

    わたしの夫は、大学入学時から米国に暮らしていたこともあり、大人になってインドで服を仕立てるという経験がありませんでした。

    更には、母国の製品のクオリティを信じていなかった彼は、インド移住の直前に、米国で衣類を調達するのだと言い張り、Brooks Brothersなどで、シャツ、パンツなどをまとめて購入して来たのでした。

    「インドの製品にも、いいものがあるんだから」

    というわたしの話には耳を貸しません。インドに移ってからも、半年ごとの米国旅行で調達するか、あるいはインドにある米国ブランドのDockersなどでパンツ類を購入していました。

    ところが1年ほど前、ニューデリーの実家の近くにあるテイラーで、試しにBrooks Brothersの紺のブレザーのコピーを作ってもらったところ、とてもいい感じに仕上がりました。当然ながら、格安です。

    これに気をよくした夫。バンガロールでも評判の高いテイラーを訪れ、スーツを作ることにしました。

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    ローカルの商店街である「コマーシャル・ストリート」にあるPRESTIGEという老舗。数年前、新しい店舗になったとのことで、こざっぱりと美しい店内です。

    布は国産でも最も質がいいと言われるブランド、Raymondのものをはじめ、イタリア製の輸入テキスタイルも揃っています。サリーと同様、次々と気前よく布を広げて見せてくれるので、クオリティなどに関する質問をしながら、絞り込んでいきます。

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    仕立て代は、1着あたり4,500ルピー。1万円程度です。それに生地代が加わります。ちなみに手ごろな布は1着あたり約1万円から、イタリア製は約2万円からとのこと。

    インドにしては結構いいお値段ですが、先進国で購入すること、あるいは仕立てることを考えると、非常に安価です。

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    数種類に絞り込んだら、今度は実際に顔に合わせてみます。白い布で衣服を覆ったあと、店員のお兄さんが、布を当ててくれます。

    吟味した末、2、3種類に絞り、まずは一着作ってもらって具合を見て、もしもよければ更に追加で注文するということにしました。

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    スーツだけでなく、もちろんシャツなども作ってもらえます。布も豊富に揃っており、わたしもここで2種類の生地を購入し、別のテイラーでドレスシャツを仕立てました。

    ちなみに女性のスーツも手がけているとのこと。インドでの仕事でスーツを着る機会はほとんどないのですが、しかしカジュアルなサマースーツなど、作っておくといいかもしれません。近々自分のためにも、改めて訪れたいと思っています。

    さて、夫のスーツはたいへん感じよく仕上がり、着心地もとてもよいとのこと。スーツだけでなく、カジュアルなパンツも作ってもらったのですが、これらも自分の身体にぴったりとフィットするため、快適なようです。

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    上の写真、ダブルのスーツ。実はわたしの亡き父が着ていたものです。オシャレだった父は、仕立てのよいスーツをたくさん持っていました。

    父が他界したあと、捨てるに捨てられなかった衣類やネクタイなどは、夫のためにインドまで持ち帰りました。夫はいやがるどころか喜んで身に付けていました。

    身長は夫とほとんど変わらず、しかし夫よりも横に大きかった父。サイズを縮めることはできるだろうと思い、その後、スーツも数着、インドに持って来ていたのでした。

    それらをテイラーに持っていったところ、サイズを調整は可能だとのこと。そして仕上がったのが上の写真なのです。デザインは古いかもしれませんが、しかし夫によく似合っています。

    わずか1,500円程度のお直し代で、父のスーツが生まれ変わり、本当にうれしいです。父のスーツ2着が加わり、夫は急に衣裳持ちになったのでした。

    ■PRESTIGE FASHIONS