不易流行 〜インドのファッション&ビューティ〜

FASHION & BEAUTY in INDIA/インドの多様性を映す民族衣装サリー情報をはじめ、昨今のファッションやジュエリー、コスメティクスのトレンドをご紹介。

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    今日は父の七回忌でした。昨日は白百合を買い求め、わが家の小さなプージャー(儀礼)のコーナーに飾りました。ヒンドゥーの神様のひとり、ガネイシャ像が鎮座しています。

    わたしは一応、仏教徒で、夫はヒンドゥー教徒ではありますが、どちらも「敬虔な信者」ではありません。

    わたしは出かける先々で、八百万(やおろず)の神々に祈りを捧げており、特に仏教には拘りません。

    そんな次第で、かなり邪道とは思われますが、今朝はガネイシャ像の前で白檀の線香を焚き、般若心経を唱え、亡父を偲びました。

    いえ、今日に限らず、父のことは折に触れて考えますが、夕べから今朝にかけては「敢えて」あれこれと思いを馳せる時間をとりました。

    父が他界する直前にしたためていた日記などをめくりつつ……。

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    ところで今日は、ブッダ・プルニマ (Buddha Purunima) と呼ばれる、仏教徒の祝祭日でもありました。

    4月〜5月の満月の日、釈尊が誕生し、悟りを開き、涅槃に入ったことから、毎年この時期の満月の日、ブッダ・プルニマが定められるとのことです。

    インドは仏教が発生した国ですが、仏教徒は1%を切っています。それでもこの日は、祝日になっているのです。

    個人ブログ(↓)に詳しく記していますので、興味のある方はご覧ください。

    ■仏陀の祝祭日とインドの仏教徒。からゆきさん (←Click!)

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    今日の庭は、緑の風が一段と心地よく、黄色いチョウが舞い飛んでいました。中空の、「紙切れ」のように見えるのがそのチョウです。

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    さて、今日もまた、外出時にサリーを着用しました。このサリーは4年前、母がインドに来た際に、二人で旅したマイソールで買い求めたもの。

    シフォンシルクの柔らかく薄い素材なので、軽くて動きやすく、着心地がいいのが特徴です。

    細身の日本人女性には、このような素材がウエスト周りの折り返しやプリーツがもたつかず、着やすいかもしれません。

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    実は4年前、母が一足先にインドを訪れ、その後、妹もやってきました。

    まだ3月のことでしたが、父の三回忌の年でもありましたので、早めに三人で「三回忌」を行い、父を偲んだのでした。

    といっても、The Leela Palaceのレストランで食事をしただけですが、それでも家族で父のことを語り合いつつのランチは、大切なひとときでした。

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    上の写真はそのときのもの。このときに着たサリーを、今日もまた着たという次第です。ブラウスだけは、今日は異なるものを身に付けました。

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    亡き人を思うことは、なにもその人のことのみに集約されるわけではなく。

    家族や親戚縁者との連なりの存在に思いを馳せること。

    ほどけかけた絆の糸を結び直すこと。

    自分の来し方を思うこと。

    ここに在る自分の縁(えにし)を省みること。

    行く末について思いめぐらすこと。

    ぐるぐると渦巻くような日常であっても、

    ひととき歩みをとめて、空を見上げる。

    そのようなものだと、思います。

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    今日は久しぶりにサリーを着ました。お気に入りの「絞りのサリー」です。それに、先日購入したパールのネックレスを合わせました。

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    パールといってもきれいに丸いものではなく、これは小さなもの、形の悪いもの、傷物をひとまとめにしたもの。

    とはいえ、束になるとこれはこれで個性的。不揃いながらも質感がよく、とても気に入っています。

    これはシルヴァーのゴールド・プレート。つまり「銀に金メッキが施されたもの」ではありますが、その分リーズナブルでもありますので、気軽に着用できます。

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    さて先日、インドのパールについてご説明しましたので、今日はわたしがインドで購入した、パールが用いられたお気に入りのジュエリーをご紹介します。

    この小鳥のペンダントヘッド。本体はシルヴァーで一部、金メッキが施されています。

    そこはかとなくアールヌーヴォー的なところが、個性的で気に入っています。地元商店街、コマーシャルストリートにあるシルヴァー専門店で見つけました。

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    インド各地の職人らから取り寄せられる銀と天然石(半貴石)のジュエリーを扱うこの店。

    ごちゃごちゃと飾られた商品の中に、時折「これは?!」と思うものが見つかるので、インド移住当初は、しばしば足を運んでいました。

    大半の商品が非常に手頃な値段なので、日本へ帰国する際のお土産などにも好適なのです。

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    このように、大きなタッパーの中に、ビニル袋で仕分けされたジュエリーが、実に無造作に、どさどさと入れられています。どこまでも雑なインドです。

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    大半が、このようにゴテゴテとした感じのものの中に紛れていた、繊細な小鳥と真珠。

    この小鳥のペンダントヘッドは、たった一つしかありませんでした。このようなテイストで、他のジュエリーはないのかと店の人に尋ねましたが、あまりないとのこと。

    どこかしら、アールヌーヴォー的な、このような細工のシルヴァーは珍しいので、「同系列」のものを見つけたいのですが、そう簡単には見つかりません。

    ときどき立ち寄っては、じっくりと捜索、発掘する必要があります。

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    この指輪は、チェンナイ出張へ赴いたときに、アメジストというすてきなブティックのコンプレックスで見つけました。

    ここにあるジュエリーは、ラジャスタン州ジャイプールから届いているとのこと。

    宝石の街、ジャイプール、そしてわたしのお気に入りのブランド”Amrapali”については、また改めてご紹介します。

    この指輪、古典的なデザインながらも、ゴテゴテとしすぎておらず、上品に使いこなせるところが気に入っています。着け心地もとてもよいので、使用頻度が高いです。

    インドの伝統的なゴールドジュエリー店では、主に22金(22カラット)のゴールドが主流ですが、最近ではインドでも18金のジュエリーが増えてきたようで、この指輪も18金です。

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    この左側のイヤリングは、先日ムーンストーンの雪見だいふく指輪を作ったムンバイのお店で見つけました。

    しずく型のパールがかわいらしく、ホールド部分のサファイアも滑らかで上品です。

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    このネックレスは、使用頻度が非常に高いお気に入り。バンガロールにあるハイダラバードのジュエリーショップで購入しました。

    これも、形がいびつで傷のあるパールが主人公ですが、滑らかなスモーキークオーツとの相性がとてもよく、着け心地がとてもよいのです。

    身に付けていて重量感を覚えさせない、肌に合うジュエリーです。

    「インド的に」粗雑に扱いすぎたせいか、一部、糸がほどけて小さな真珠の屑が数粒取れてしまいましたが、今のところはノープロブレムです。

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    この正統派な二連パールは、2008年の誕生日に、夫からプレゼントしてもらったもの。上記と同じ店で購入しました。

    新しいプロフィールの写真を撮る時に身に付けたものです。

    大粒の一連とこの二連をどちらにするか悩みましたが、こちらの方がお手頃ながらも、量感があるし、サリーにも洋服にも合わせやすいので選びました。でも、大粒も、とてもすてきでした。

    インドに暮らし始める前までは「肩が凝るから」と、ネックレスもペンダントも、イアリングも一切身に付けていなかったわたしが、今やジャラジャラとした女になってしまいました。

    一度ジュエリーを身につける楽しさを知ると、後へは引けません。

    インドでは、手頃な予算でさまざまなジュエリーが手に入るため、購買意欲がつい燃え盛ってしまいます。

    ともあれ、40歳をすぎて初めて、ゴールドや天然石を身にまとう楽しさを味わっている日々。

    ゴールドの話、真珠の話と続いて、なかなか天然石の話題に至りませんが、これからもインド・ジュエリーの魅力(の、ごく一端)を少しずつご紹介しますので、どうぞ気長にお待ちください。

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    バングラデシュはダッカのサリー商人から購入したサリー用布(約5メートル)を持って、バンガロールに古くからある商店街、コマーシャル・ストリートへと赴きました。

    このストリートには、さまざまなテキスタイルショップが点在していますが、今日はストリートの入り口、カムラジ・ロードに面した規模の大きい店、Mysore Saree Udyogへ足を運びました。

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    店内は平日の午後だというのに、まるで休日のような賑わい。店内のあちらこちらで、サリーやサルワールかミーズの布を吟味する女性たちが見られます。

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    棚に並んだ布を、店の人が次々に広げて出してくれます。あれでもない、これでもないと、女性たちは鋭い審美眼で、ターゲットを絞ります。

    このような店に来ると、毎度のことながら、インドの女性たちの「布を選ぶ目」の鋭さに感嘆させられます。

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    サリーについては、産地別、マテリアル別、オケージョン別(結婚式やパーティ用など)に、ある程度のカテゴリーを絞って選ぶ必要があります。

    さもなくば、いったいどこから見ていけばいいのかわからず、目が泳ぐばかりです。

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    衣類の装飾に使用するキラキラ(ギラギラ)した小物類も豊富。今日のわたしの目的は、あくまでも「サリーのブラウス用布を購入するだけ」なのに、新たに別のものが欲しくなっていけません。

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    さて、サリーや洋服用のファブリック(布地)は2階にありますので、上階へ。店のスタッフが、お客さんに出すべくチャイやコーヒーを運んでいます。

    インドではお茶を飲みつつゆっくりと品定めをするのが一般的なのです。

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    それにしても、いつもいつも思うことですが、インドのファブリックの多彩さ、豊かさといったら、本当に尽きません。

    この店はあくまでも衣類用ですが、インドではカーテンやベッドリネン、ソファー、クッションなど、あらゆるリネン類を布から選んで作るのが一般的です。

    家具用のリネンなどについては、また時を改めてご紹介します。

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    派手派手の布を見た後には、ひどく地味に見える自分のサリー用布。気を取り直し、同じグリーン系のローシルク(生絹)を選びます。

    写真では色みや光沢、質感が伝わりませんが、とても味わいのある布です。インドでは上品な質感のローシルクもまた、廉価で入手できるのです。

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    グリーンの他にゴールドの布も調達しました。こちらもローシルク。写真ではオレンジ色に見えますが、これもまた上品な黄金色です。

    ローシルクは、光のあたり具合や角度によっても、色合いが異なって見えるものもあり、その微妙な玉虫色っぽさがまた、味わい深いのです。

    さて、ブラウス布を購入したら、テイラーに手配です。店の人に尋ねたところ、近所にあるお勧めのテイラーを教えてくれたので、今回はそこで頼むことにしました。

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    裏寂れたショッピングセンターの一画にあるテイラー。この荒廃感がまた、インドです。

    ここ2年余りはムンバイのテイラーを作っていたのですが、今年はムンバイを訪れる頻度が減ったので、テイラーもバンガロールで新規開拓です。

    商業都市ムンバイのほうがテイラーが多く、技術も高く、更には仕立て代も安いのですが、バンガロールでも「頼れる店」を何軒か、探しておきたいもの。うまく仕上がるかどうか、楽しみです。

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    先日、ムンバイで購入したサリーの本。Saris Tradition and Beyond. どっしりと重量感のある「サリーのガイドブック」のような一冊です。

    全28州からなるインドでは、各地でサリーが作られていますが、この本では、ケララ州、カルナタカ州、マハラシュトラ州、グジャラト州、オリッサ州、ウエストベンガル州など、12州で作られる伝統的なサリーが紹介されています。

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    冒頭では、サリーの概要に始まり、サリーの構造、測り方、畳み方などが図解でわかりやすく説明されています。

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    まずは、わたしが暮らすバンガロールがあるカルナタカ州を開いてみましょう。

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    州の地図には、各地で作られるサリーの特徴が記されています。木綿、絹など素材にはじまり、織り、染め、刺繍などの特徴、布の目の細かさなどが、ピクトグラムで記されています。

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    カルナタカ州にはマイソールと呼ばれる古都があり、シルクの産地としても有名です。またマイソールはサンダルウッド(白檀)の産地としても知られています。
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    サリーには、地方によってさまざまに異なる着用法があります。わたしはオーソドックスな2種類しか着付けたことがありませんが、この図を見ていると、実にさまざまなスタイルがあることを知り、驚かされました。

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    こちらはウッタル・プラデシュ州のページ。ラクナウという土地はチカン刺繍と呼ばれる刺繍工芸が盛んで、サリーやサルワールカミーズなど、さまざまな布製品に刺繍が施されています。

    この写真は、刺繍のモチーフです。草木や花、葉、ペイズリー柄などがよく見られます。

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    こちらはアンドラ・プラデシュ州のサリー。シルク地に金糸が織り込まれています。

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    グジャラト州では多様な製法のサリーが見られますが、中でも「バンダーニ」と呼ばれる絞りのサリーは、個人的にとても気に入っています。絞りの目が非常に細かい、高品質なものが魅力的です。
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    ご紹介しているときりがないので、この辺にしておきましょう。この一冊がそばにあるだけで、サリーがより身近になったような気がします。

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    ■Saris Tradition and Beyond. (Roli Books)

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    今日は、バンガロールに暮らす義姉スジャータに招かれて、義姉夫妻が暮らすIIS(インド科学大学院)キャンパスを訪れました。

    スジャータの夫、ラグヴァン博士が教鞭をとっているこの大学院。緑に満ちあふれ、「ガーデンシティ」と呼ばれていた昔日のバンガロールが、そのままに残っています。

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    彼らの家の前には、ジャックフルーツの大樹があり、いくつもの実を付けていました。南国の木々や植物が至るところに見られるキャンパスの話は、また別の機会に譲るとして……今日は「サリー即売会」の話題です。

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    デリーに暮らす親戚からの紹介で、バングラデシュのダッカからはるばるバンガロールへやってきたサリー商人。一族が手作業で作り上げる伝統的なサリーを、行商しているのです。

    バングラデシュは、インドの北東部に位置するイスラム教国。コルカタ(カルカッタ)のある西ベンガル地方と同じベンガル語圏です。

    1947年、インドが英国から独立した際、バングラデシュは、パキスタンと同様イスラム教徒が多かったことから、現在のパキスタンと同じ国の、「東パキスタン」とされていました。

    しかし、その後の独立運動を経て、1971年にバングラデシュとして独立しました。

    さて、国は違えど、女性たちが身につける伝統衣裳、サリーはインドと同じ。デザインも西ベンガル地方のものと類似しているようです。

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    スジャータ曰く、バングラデシュのサリーは、非常に精緻な織りで、「透けた仕上がり」を特徴とした、独特の手法で織られているのだとか。

    絹、綿、両方がありますが、いずれも、軽くて独特の質感です。たとえばこの黒の絹と金糸で織られたサリー。

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    広げてみると、このように透けて見えます。もっともサリーはペチコートの上からぐるぐるに巻くため、透けて見える部分は腹部のあたりだけで、特に問題はありません。

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    伝統的な意匠とのことですが、見慣れない大振りのペイズリー柄が、むしろ斬新に見えます。これまで無数のサリーを目にしてきましたが、見るたびに「新しく」「初めて」の柄に遭遇するわけで、実に無限世界です。

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    色遣いもまた、無限。シンプルに同系色もあれば、思いがけない色の組み合わせも見られます。このようなピンクは、日本人には、というかわたしには、とても難しいのですが、スジャータが合わせたら、よく似合いました。

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    写真ではわかりにくいのですが、この白地に金糸のサリー。とてもエレガントで気に入ったのですが、金糸が少々鋭く、肌にちくちくとするので断念。どんなにすてきでも、少しでも着心地が悪いと着用の頻度が低くなります。

    まずは「着心地のよいもの」が優先です。

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    これもまた、伝統的なデザイン。約5メートルの一枚布の、パルーと呼ばれる端の部分のデザインです。身体に巻き付けた後、最後に肩から垂らす部分で、「サリーの華」にあたります。

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    次から次へと広げられるサリー。気に入ったものは、横においておき、あとでまとめて鏡の前で合わせてみます。それにしても、「好き」「嫌い」「似合う」「似合わない」を決めることの難しさ。

    自分では「似合わない」と思っていても、周囲から勧められて合わせてみると、意外によかったりもします。とはいえ……。

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    「ミホ、これかわいいよ! どう?」 と、夫が勧めるこの小鳥柄は、ちょっと着こなす自信がありません。小鳥なのに、でかすぎ! というものです。

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    これも夫のお勧め。グリーン系のサリーは着たことがないのですが、合わせてみるとなかなかにすてきです。軽くて着心地もよく、気に入りました。

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    重厚感のある伝統的なサリーもすてきでしたが、「いつ着るか」を考えると、着用機会が少なそうなので、選びませんでした。

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    スジャータの友人女性も訪れ、3人で、あれでもない、これでもないと、布の海を泳ぐように。

    男性陣も、半ば「やれやれ」の顔を見せつつも、妻のサリー選びに付き合ってくれます。

    ちなみに「出会って以来、一度たりとも喧嘩をしたことがない」という、すばらしいを通り越して気味が悪いほど仲が良いスジャータとラグヴァン。

    ラグヴァンだけは、非常に積極的に、スジャータをサポートしています。

    「これと同じようなの、持ってるからこっちの方がいいよ」とか、「このタイプは君の肌色に合うよ」とか、具体的なアドヴァイスも効いています。

    ランチ前に30分ほど立ち寄って……と思っていたのですが、気がつけば2時間も過ごしていました。これにはスジャータもわたしもびっくり。お腹が空くのも忘れて、サリー選びに熱中していました。

    最終的には、わたしは2枚、スジャータは3枚、購入しました。後日、ブラウスを仕立てて着用したところを、改めてご紹介したいと思います。

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    西日本新聞に毎月連載しているのコラム『激変するインド』の、写真が3年以上前のものとなってしまったので、来月から差し替えてもらうべく、新しい写真を撮影しました。

    写真館で撮影しました……と言いたいところですが、今朝、自宅で自己撮影したものです。

    先日ドバイ空港で購入した日本製のデジタルカメラ。「美肌モード」というのがついていて、「これは詐欺だな」と思いつつも、力一杯、愛用している昨今。

    聞けば、今時の日本製デジタルカメラには、たいてい付いている機能なんですってね。知りませんでした。そうであれば、「ずるをしている」と罪悪感を覚えることもなさそうです。

    さて、朝の自然光を利用しようと、外出前、しかし着ていかない服を着て、ドライヤーで髪を整え、三脚を用意し、デジタルカメラをセット。

    「10秒タイマー」を利用して、自己撮影すること数十回!!

    「写りのいい一枚」を撮ることの難しさ。だんだん顔が強ばってきます。しかも普段よりも蒸し暑い今朝。しまいには汗だくになりながらの撮影でしたが、なんとか「実力以上」を数枚、写すことができました。

    最先端のデジタルカメラでも、さすがに二の腕の太さまでは調整してくれませんでしたが、こればかりは仕方ありませんね。

    ちなみに新聞には「顔部分」だけが切り取られるはずで(しかもモノクロ)、張り切って身に付けているジュエリーは入らないとわかっていつつも、一応、身に付けました。

    この二連のパールネックレスとイアリングは、2年前の誕生日に夫が買ってくれたもの。インドでは、金銀宝石類だけでなく、真珠もまた種類も豊富に、廉価で入手することができるのです。

    南インドにハイダラバードという都市があります。今ではIT関連のビジネスも盛んな商業都市の側面を持ちますが、ここは古くからムスリム(イスラム教徒)が多く住まう地区で、同時に真珠の集散地としても知られています。

    内陸部に位置するハイダラバード。ここで真珠がとれるわけではないのですが、世界各国の真珠がここに集められ、洗浄、加工されているとのこと。

    ハイダラバードはまた、ダイヤモンドでも有名な場所です。今でこそ、インドで産出はされていませんが、ダイヤモンドは約5000年前に、ハイダラバードのゴルコンダという場所で発見されたのが最初だそうです。

    以来、インドは18~19世紀に、南アフリカやブラジルでダイヤモンドの鉱脈が発見されるまで、唯一のダイヤモンド産出国だったとのこと。

    エリザベス2世の王冠に輝く巨大なダイヤモンドも、かつてこの地で採掘されたものだそうです。

    さて、ダイヤモンドの話はまた別の機会に譲るとして、真珠。

    数年前、夫の出張に伴いハイダラバードを訪れた際、その真珠製品の種類の豊富さとお手頃な値段に感動しました。

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    店では、真珠が無造作に、ジャラジャラと置かれています。品質はピンからキリまで。これらは、「そこそこ」の品質のようですが、それにしてもこの扱い。ダイナミックというか、雑です。

    好みの大きさの真珠を、好みの長さにしてオリジナルを作ってもらうこともできます。

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    店の一画では、職人さんがせっせとネックレスを作っています。非常に「インド的」な光景です。

    店の兄さんによると、真珠選びのポイントは、

    ・サイズ:大きい方が高級
    ・形:球体、楕円、半円などがあるが、きれいな球体(まんまる)が高級
    ・色:透き通って、色合いが均一な物が高級

    とのことで、その他、傷の有無や色の深み、光沢なども大切だとのことです。

    つまりは、平べったかったり、形が悪いものは、廉価で入手できるとのことなのです。

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    このときは、シンプルなイアリングを購入しようと思っていたのですが、1つ、100ルピーとあります。100ルピー?! 200円?!!

    確かに、これもまた「雪見だいふく」的に平べったいイアリングですが、それにしても安すぎて、「本物?」と疑り深くなってしまいます。

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    これらは真珠貝。一つの貝からは、大小さまざまな、形もばらつきのある真珠が40個ほどとれるそうです。そう聞くと、形が悪いものが安いというのは納得できるのですが、

    「偽物と本物はどうやって見比べるの?」

    それでもしつこく尋ねるわたしに、兄さんはカッターナイフを取り出して、商品の表面をガジガジと削り始めるではありませんか!

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    インドの商売人とは、こういう「体当たり」なセールスが好きなようで、お客であるこちらの方が「もういいから!」と、慌てさせられます。

    それはそうと、本物の真珠は削っても傷がつかず、光沢はそのままなのだとか。

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    「ほれ」

    と見せられても、プチ老眼な身の上。なにがなんだかわかりません。というか、こうなったら、それがたとえ「偽物」だったとしても、200円は破格値です。見た目が気に入ればそれでいいや、という話です。

    日本では、御木本幸吉氏によって開発された養殖真珠の、ともかくは「まんまる」な球体が「真珠としてあるべき形」と捉えられているがゆえ、半円や楕円は、「まがいもの」に見えてしまうのですが、イアリングなら、むしろ雪見だいふくの方が、おさまりがよいというもの。

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    ちなみに真珠は100g単位で値段が決められているとのこと。上の写真は、重量を測定しているところです。

    写真にあるような小振りの真珠だと、1gあたり150ルピー程度でしたが、大粒の場合は、400ルピー、500ルピーと、値段も上がります。あくまでも数年前のデータですので、今はまた価格が変動しているかもしれませんが、いずれにせよ、リーズナブルです。

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    どうです? インド。いいことばかり書いていると、本当にいい国のように思われてしまいそうでいけません。とはいえ、魅力は本当に尽きないのです。

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    高級ホテルの真珠専門店には、タヒチ産の高級黒真珠ネックレスなども見られました。これらはさすがに「いいお値段」でしたが、他国に比べれば、かなりお手頃だと思われます。

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    インド・テイストの派手なネックレスもありました。

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    ちなみに、ハイダラバードの旅の記録については、以前、「ビリヤニ(インド式炊き込みご飯)」を紹介した時にもリンクを載せておきましたが、改めて以下に記しておきます。

    どうぞ、ご覧ください。

    ■ハイダラバードで小さな旅 (←Click!)

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    火曜日に注文しておいたムーンストーンの指輪が、金曜日にはもう、でき上がっていました。極めてシンプルな、想像通りの仕上がりです。

    イアリングもまたシンプルですが、着け心地がほどよく、これもまた気に入りました。

    ムーンストーンは、本当はもう一回り、大きめの石を選んでいたのですが、店の人から、

    「それでは、大きすぎますよ。セッティングするとより大きくみえますから、一回り小さめを選んだ方がいいです」

    とアドヴァイスを受けたので、従ったのですが、まさに彼の言う通りでした。

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    時々、参考にしている本、「クリスタルバイブル」によると、ムーンストーンは「新しい始まり」の石だとのこと。

    その他

    ・感情を鎮める
    ・直感と共感を高める
    ・心霊能力を高める
    ・情緒の安定を促す……

    といった作用もあるとのこと。

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    ジェム・ストーンには、装飾品としてだけではない、パワーを持つ石という意味においても、本当に興味深いものです。

    あと少し残っている、しかし身につけることのないジュエリーを発掘し、また別の指輪を作ってもらおうと思います。

    この次は、ちょっとデコラティヴな「ヴィクトリアン・スタイル」にしてみようと思います。

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    2カ月ぶりのムンバイです。飛行機を降り立った途端、ムッとする熱気に包まれます。これぞ、インドの夏です。

    熱風に辟易しながらも、しかし昨年末までの2年間はこの地で暮らしていたので、バンガロールにいるときとはまた違った感じの、「なじみの街」という打ち解けた気分にもさせられます。

    前回同様、マラバーヒル・クラブにチェックインしたあと、夫は仕事に、わたしはまず「歯科医」を訪れ、治療の続き。そのあとは、コラバにあるホテル、The Taj Mahal Palaceへと向かいます。

    目的は書店と、宝飾品店訪問。まずは書店へ。以前から欲しかったサリーの専門書を見つけたので購入。サリーの本についてはまた後日触れるとして……。

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    宝飾品店へ向かう前に、ジュエリー関連の本をあれこれとめくります。ジュエリーのデザインに関するアイデアを仕入れておきたかったのです。

    というのも、今日、宝飾品店を訪れる目的は、使うことのない古い金(ゴールド)を再利用して新たな指輪を作ること、だったからです。

    インドでは一般的ですが、わたしにとっては初めての試みなので、シンプルなデザインから試してみようと思ったのですが、書物にあるものはいずれも派手。単なる目の保養にとどめました。

    母方の祖母から遠い昔もらっていた金の指輪を溶かして台にし、大振りの半貴石(セミプレシャスストーン)を付けるというアイデアはあったのですが、石の種類はその場の雰囲気で決めようと思っていました。

    ざっとその場に並んでいる既製の指輪を眺めていたところ、今日はムーンストーンが目に飛び込んできました。

    半貴石の中でも、ムーンストーンは決して高価ではない、手ごろな石。インドでは廉価で入手できます。

    一番上の写真がそれ。無造作に紙に包んである石を、店の人が取り出して見せてくれます。まるでビー玉でも扱うようなカジュアルさ。

    埃っぽい台の上に広げてくれたものから、コンディションを確認します。石の表情はもちろん、サイズや厚み、丸み、それぞれに異なります。

    店の人のアドヴァイスを仰ぎながら、「雪見だいふく」のような形の1つを選びました。

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    祖母からもらっていた指輪は、もったりとしていて着け心地も悪く、デザインも好みに合いません。しかし、形見のつもりで保管していましたが、使わないのはもったいないと思ったのです。

    「これを溶かして作ってくれるんですよね」

    と尋ねれば、実はインドでは一般的に、「ゴールドは買い取るが、作る時には別の素材で作る」とのこと。それでは、「祖母の指輪を作り直した」とは言えません。

    本音を言えば、この際、たいしたこだわりはないのですが、ともあれ祖母の形見だと伝えたところ、

    「そんな思い出の指輪なら大切でしょうから、なんとかこの指輪を溶かして作ることにしましょう」

    と言ってくれます。こうなると嘘も方便。気分の問題ですが、ともかくそうしてもらうことにしました。

    台座は、既製のものの中から好みのデザインを選び、細かい少々リクエストを添えて注文しました。

    結局は、ゴールドの重量がかなりあったので、ムーンストーン代、加工費も入れてプラスマイナスゼロ。感覚としては「物々交換」です。

    指輪は金曜には仕上がるというので、バンガロールに戻る前に立ち寄ることにしました。

    店を出ようと立ち上がったら……、目に飛び込んできた、ディスプレイされているゴールドのイアリング。

    シルヴァーよりもゴールドの方が肌に合うため、最近では数少ないゴールドのイアリングを使い回していたのですが、その使い回しに加えたい、スポーティーなファッションにも似合いそうなシンプルなものです。

    試してみると、非常にいい感じ。

    祖母の指輪の他に、いくつかの古いゴールドを持ってきていたので、それらとの交換が可能か尋ねてみたところ……。

    結論からいうと、祖母の形見の指輪は、取り合えずわたしの手元に戻し、古いブレスレットと交換することにしました。

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    このブレスレットは、1995年にバンコクで購入したもの。

    自分で買った初めてのゴールドだったので、思い入れがないわけではないのですが、細工が細かすぎて一部が壊れており、修復不可能。もう十年近く身に付けていません。

    バングルは、いつも付けている義母の形見で十分なので、これも「お蔵入り状態」だったのです。

    重量が少々足りないとのことなので、さらに、いつ誰からもらったのかもわからない、果たしてゴールドかどうかさえ定かでない指輪を2つを追加します。

    「どこにも刻印がありませんね。本当にゴールドですか?」

    と、拡大鏡越しに指輪を見ながら店の人。

    「さあ~。どうなんでしょうか。よくわかりませんけど、多分ゴールドですよ」

    〈銅だったらどうしよう〉

    などとくだらんシャレを心でつぶやきつつ、わたしもわたしで、いい加減なものです。結局、そのゴールドかなんだかわからないものも、引き取られました。

    結果的には、ゴールドのブレスレットとよくわからない指輪2つが、ムーンストーンの指輪とゴールドのイアリングに生まれ変わりました。

    売る方も、買う方も、厳密さを欠いた、インドならではの「ノープロブレム」の姿勢があればこその、小さな取り引き。

    いずれにしても、眠っていたものが目覚めるのであれば、それはうれしいこと。

    出来上がりはまた改めて、ここでご紹介します。

  • 06UEDA01

    敢えてモノクロにしてみたのは、この光景に植田正治の写真(砂丘シリーズ)にあるような空気を見つけたからだ。何をするでもなく、等間隔で立ち尽くす5人の男。

    植田正治のそのような写真は、もちろん「作り込まれて」いるものだが、インドの光景は、もちろん違う。ありのまま、だ。夕暮れの工事現場で。その高見で。5人の男たちは、ぼんやりと立っている。

    06UEDA00 休憩時間なのか。

    やる気がないのか。

    黄昏れているのか。

    そのあたりだけ、時間がとまっているのか。

    mist

    どこに視線を移しても、人が入り込む。

    ひたすらに、人々がうごめくインドの街路は。

    視界の一部に焦点を当てれば、そこには独特の、独自の時間の存在が認められる。本当に、尽きない国だと思う。■植田正治事務所(←Click)

    05japan02

    ところで本日夜。ホテル、Leela Palace主催、印日商工会議所協賛で「ジャパン・イヴニング」という催しがあった。

    ホテルに隣接するショッピングアーケードのイヴェントフロアで、茶道や歌、踊りなどが披露された。

    主には日本人駐在員夫人からなる「さくら会」の会員の参加により、着物姿も華やかで、会場は「日本的ムード」となったが、イヴェントの仕切りがたいそうインドらしく、式次第は気分次第

    日本人の参加者は当然ながら早めに集合して準備をしているのだが、主催者側は開始の時間になっても現れないなど、あまりにも「予想通りの展開」である。

    05japan03 わたしはと言えば、着物を着たかった。

    浴衣なら自分で着られる。

    しかし、クローゼットから取り出して羽織ってみるに……。

    みすぼらしい。古くさい。

    なにしろ購入したのは高校のとき。遡れば……、いや遡るのさえ面倒なくらい、古い。

    こんなものを着るくらいならインドに嫁いだ身。サリーを着るべし。ということで今夜もサリーだ。しかも今日は書道のコーナーでお手伝いをするので、万一のことを考えて黒にした。

    05japan01というわけで今夜もまた黒の絞りサリー。

    このサリー。なにかと登場頻度が高い。

    ピンク&オレンジの絞りはまだ一度しか着ていないのに。

    さておき、インドのサリーに負けないくらいの、派手な着物を一着は用意しておきたいものである。

    しかし、着物のサイトなどを見るに、インドの派手な色柄に慣れてしまっているせいか、どうにも地味に見えて仕方がない。

    花魁が着ている、ああいう派手な着物じゃないと太刀打ちでぬ、とさえ思う。いや、太刀打つ必要もないのだが。

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    ところで上の写真は、学生と思しき若いインド人女性たちによる「花笠音頭」である。浴衣姿で、フットワークも軽やかに、楽しげに花笠音頭を舞う彼女ら。

    すでに日本から離れ、どこか別の国の、別の踊りのようにすら思える。それもそのはず。

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    浴衣のふりした、チャイナドレスのお嬢さん、発見! しかも裾が翻るたびに、下に履いているジーンズが見えている。すでに日本からはほど遠く、しかし、かわいらいいのでノープロブレムだ。

    05japanmi 書道のコーナーでは、紙に参加者の名前を書いたりしてプレゼントをした。

    欧米人の名前に比べると、インド人の名前は漢字にしやすい。あてはめるのもまた、楽しい。

    羅毘(ラヴィ)
    阿修意爾(アシュイニ)
    安寿(アンジュ)
    安爾那(アンジナ)
    露伴(ロハン)
    羅紅珠彌(ラクシュミ)
    真賓虎(マヒンドラ)
    燦祇陀(サンギータ)
    亜流潤(アルジュン)
    蘇那莉(ソナリ)

    ある種、暴走族風だが、ある種、仏教世界的でもある。

    書道具が用意されていたが、筆が傷んでいたのに加え、これまた遡るのも面倒なほど、久しく書道をしていないので、うまく書けない。途中から持参の筆ペンを使用。

    やはり筆は、きちんとしたものがよい。「弘法筆を選ばず」という言葉があるが、彼自身は非常に筆に拘りのある人だったと聞く。

    さておき、着物に並んで、次回の帰国時は、書道具も新調しようと思う。そしてたまには写経などしてみようとも思うのだ。

    その後は、参加した方々数名と夕食を共にして帰宅したのだった。あれこれ書きたいことはあるが、仕事が山積の昨今。そろそろ作業へ戻ろうと思う。

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  • 20100224142120_0

    インドの北部、たとえば首都デリーなどは、冬になると非常に寒くなりますが、ムンバイやバンガロールなどは年間を通して暑く、つまり「サンダル」は生活に不可欠な履き物です。

    インドでは「チャッパル」と呼ばれるサンダル。さまざまなタイプがありますが、上の写真のチャッパルは、伝統的なデザインを若干、モダンにアレンジしたもの。一昨日、南ムンバイのホテル、タージマハル・パレスにあるJOY SHOESで購入しました。

    コラプリKolhapuriと呼ばれるこのサンダル。ここムンバイを擁するマハラシュトラ州の、コラプールという町とその界隈で作られている伝統的な手作りの革製品です。

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    ご覧の通り、JOY SHOESで売られているコラプリは、ヒールがついているなど現代風にアレンジされていますが、そもそもは平底が伝統的なデザイン。釘などを一切使わず、皮革と糸だけで作られている素朴さが魅力です。

    伝統的なデザインのコラプリは、こちらのサイトに写真がありますので、ご興味のある方はどうぞ。

    実は最近、足の裏が乾燥しやすく、荒れが気になる箇所があったため、昨年末、アーユルヴェーダ道場へ滞在した際、ドクターに相談しました。

    そのときは、世界的に流行している某メーカーの軽くて歩きやすいサンダルを履いていたのですが、「そのようなサンダルは、ケミカルを含有している可能性がある。皮革製のほうが肌によい」と言われたのです。

    そのとき、「革のサンダルならコラプリだ」と思い、できればある程度ヒールのある歩きやすいものをと、この店のものを買い求めることにしたのでした。

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    失礼ながら、履いた雰囲気を見ていただくために足もとの写真を。部屋履き用を買うつもりが、履いてみるとなかなかにかわいらしく、白とシルヴァーを買いました。本当はゴールドが欲しかったのですが、品切れでした。

    現在「爪の健康のため」、エナメルを塗っていませんが、赤やピンクなど、鮮やかな色合いのネイルが似合いそうです。

    ところで、JOY SHOESは創業65年をこえる、ムンバイ富裕層の御用達靴店。男性用は一部、イタリア製の靴もおいてありますが、ほとんどがこの店オリジナルの革製手作り靴。とはいえ、先進国よりの手作り革靴に比べれば、非常にリーズナブルな値段です。

    女性用のサンダルも豊富。シンプルで履きやすいものもあれば、スワロフスキーのクリスタルが散りばめられた、きらきらと美しいものもあります。

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    これも以前ここで購入したもの。すでに履き込んでおり、少々見苦しい写真ですが、ともあれ肌触りがよく、履き心地がよいのが魅力です。

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    こちらは、つい先日購入した夫のサンダル。やはり男性用も軽くて履きやすいようで、彼も非常に気に入っています。黒、ベージュ、ブラウンと、色も数種類ありました。

    ちなみにJOYS SHOESは、インドで最も有名な画家の一人であるM.F.フセインがしばしば訪れたことでも知られています。入り口には、よく裸足で歩いているらしい彼の足型があり、店の袋にも、彼の描いた馬があしらわれています。

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    靴だけでなく、ジュエリーケースやちょっとしたバッグなども売られています。上の赤いバッグもここで購入しました。

    ムンバイの、わがお気に入りの店のご紹介でした。